TPSとFPS

[最先端はどこにでもある、しかし最近の家庭用シューターは最先端であるばかりでなく、潮目だ](http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20070315)

な、長い。だいたい同じ意見なんですが、TPSとFPSについて私も何かいいたくなった。

和ゲーがTPSで洋ゲーがFPS、和物TPSの代表がMGSということなんですが、私はMGSをそれほど高く評価してないし、西洋人がそんなにMGSを愛しているとは信じがたい。
TPSの事実上の元祖は1995年頃に出てきたマリオ64とバイオハザードとトゥームレイダーだと思ってるんですけどね。
もちろんほかにもプリンスオブペルシャ3DとかMSGとかソニックとかいろいろあったかもしれないけど、その中でもっとも完成度が高かったTPSというのはトゥームレイダーだと思っている。

トゥームレイダーに比べればほかのTPSは****だと。
しかもトゥームレイダーはほかのTPSと違ってPCでもものすごくはやった。マウス時代以前のゲームなんで全部キーボードで操作した。洋ゲーのTPSがトゥームレイダーの影響を受けてないなんてことは考えられない。というか今の洋物TPSの直系の先祖はトゥームレイダーであって、和モノのTPSではないと思うのだが。

トゥームレイダーは自動照準なんで、シューティングとしてはそれほど難易度高いものではない。トゥームレイダーの神髄はあの複雑で緻密な跳躍疾走アクションなんだけれども、あれを超えたものは未だに出ていない。跳躍のタイミング、間合い、足場のすべりや角度など、アクションでありながらパズルの要素があった。そしてLaraの美しい跳躍シーンを鑑賞するにはTPSでなくてはならなかった。

で、今のXbox360ゲームの主流がTPSとFPSのあいのこだというのだが、自分の操作するアバターが見えていた方が感情移入できるならTPSがよく、アバターとか無い方がより没入できるのであればFPSになるんじゃないかな。

たとえばhalf-lifeが、常にGordon Freemanの動きを眺めつつ操作したいのか、それとも自分がGordon Freemanになりきって操作したいのか、の問題。
Counter-StrikeやCall of Dutyで、自分が一兵卒となって戦闘を追体験したいのか、それともGears of Warのように、マッチョなアバターを美麗なCG世界の中で操作したいのか。

そういう意味では(どういう意味なんだ)Dの食卓なんてFPSとTPSのあいのこの走りだったよなと。

それはそうと今週の悶々ホルモンはあまり面白くなかったな。まー、毎週同じテンションでは書けまい、あれは。

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