帝都春暦

[2月25日「聖橋」](/?p=7570)、
[2月26日「東京女子高等師範学校」](/?p=7591)などのエントリにあるように、
実は関東大震災から二年後の東京や横浜を舞台とした小説を執筆中だったのですよ。
で、それはだいたい脱稿して『帝都春暦』というタイトルで某新人賞に応募する予定。
ただ、こんな大地震が来るとは思ってなかったので、なんか微妙だよなあ。
「竜が如く」や「絶体絶命都市」も発売延期とかしてるしなあ。
しかし、書く内容はほぼ決まっていて、震災後の心境の変化に影響を受けたのは、ほぼ数行にすぎないってことをここに記しておきます。
ふつうは、新人賞に出す前にその内容を漏らすなんてことはしないのだか、場合が場合だけに。

それで、震災後の東京大学の本郷キャンパスについても、調べていたのだが、
建設途中の工学部二号館と安田講堂だけが残ってあとはすべて倒壊、焼失したらしい。
関東大震災は1923年、
工学部二号館の完成は1924年、安田講堂は1925年、それ以外の建物はおおむね昭和に入ってから、
つまり1926年以後に完成した。
たとえば、地上三階地下一階、中央部だけ五階建ての、鉄骨鉄筋コンクリート造りの総合図書館は1927年完成、など。
しかし、それまでのおよそ5年間くらい、東大ではどうやって教育やら研究やらやっていたのだろうか。
図書館や教室や教員の研究室は。事務所や学食は。
全部バラック?
まったく想像できないのだが、小説を書くにはそうしたディテイルが重要になってくるのだよね。
でもよくわからん。
小説に出てくるのは1925年2月から3月まで。だいたいは想像で書くしかない。
今の本郷キャンパスの古めかしい校舎群は、ほとんどすべて関東大震災後、昭和になったばかりのころに建てられたものなわけだ。

いろいろ読むに、関東大震災で東京が復興するまでに、五年とか十年くらいはざらにかかっているわけで、
今度の地震の影響もきっとそのくらい長引くだろう。
九州や北海道などに引っ越せる人は引っ越した方が良いし、遷都くらいしてもおかしくない。
遷都すれば確実に関東地方の消費電力を減らせるだろうし。

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