衆人皆酔且喫煙 衆人皆酔ひ 且つ喫煙す
我独不敢取酒杯 我独り敢へて酒杯を取らず
窃恥病躯不能悦 窃かに恥づ 病躯 悦しむ能はざるを
不得不随医師説 医師の説に随はざるを得ず
確かに五言絶句は漢字二十文字のみで、俳句に匹敵すると言う説もあるが、
ひらがな十七文字と漢字二十文字では密度が違う。読み下してみればわかるが。
五言絶句は和歌よりもやや情報量が多く、都々逸くらいだと思う。
七言絶句にいたっては、和歌二つ分くらいはあるのではないか。
なんとなく自分には七言絶句くらいがあってるように思える。俳句や和歌より若干饒舌で説明的。
ちなみに屈原の詩「挙世皆濁我独清 衆人皆酔我独醒」を微妙に参考にしている。
しかし、google chrome は utf-8 ではないページがときどき文字化けするのが困るなあ。
直す気はないんだろうなあ。
chaika が使えないのも不便だし。
ていうか chaika が自動的に 2ch のページを開かなくなったのは不便。
google 日本語入力も、ときどきイマイチ。
結局未だに firefox + atok というのが無難。この環境って、Windows95 時代から、あまり変わってないのよね(当時はネスケだったのだが)。
まあ、ついでの話だが、私は理系進学クラスだったのだが、
当時の教科書を見ると、高校三年古典IIの漢文までやっている。
三年十組三十二番、と裏表紙に記されている。当時は一クラス、四十人とか四十五人は居たと思う。
そんで、共通一次と言っていたかセンター試験と言っていたか覚えちゃいないが、
国立大学受験は理系だと五教科十科目が当たり前、
国語とは現国・古典(古文+漢文)である。
自分が古典IIをやった記憶がまったくない。
だが、こうして自分が使った教科書が残っているということは、古文も漢文も古典IIまでやったのだろうと思う。
ちなみに、古文の助動詞の活用を暗記したのは確かに高校生の時だったはずだ。これは後々非常に役だった。
で、その高三漢文の教科書を読むと容赦ない。こんなにたくさん勉強したという覚えがないのだ。
理系だったからせいぜい漢文の授業は週一くらいだったに違いない。
こんなにたくさん学べるはずがない。
世界史だってそうだ。だいたい明治維新くらいまであたふたとやって終わりでしょう。
まったくものすごい詰め込み教育だったわけだよなあ。
それに比べりゃ今の受験勉強とかまったく楽だろうなと思う。