松陰中納言物語

ついでに古文の和歌もやっとく

> あひみてののちこそ物はかなしけれ人目をつつむ心ならひに

一見して

> あひみてののちの心にくらぶれば昔はものをおもはざりけり

の本歌取りであろうかと思われる。
意味は自明であろう。
女性があまりに恥ずかしがり屋だから困るなあとかそんな意味。

> かなしさもしのばんこともおもほえずわかれしままの心まどひに

別れたときから気も動転していて、悲しいとか、人目を忍ぼうとか、そんなことまで気が回りません

> 別れつる今朝は心のまどふとも今宵といひしことを忘るな

今朝は気が動転していたかもしれんが、今夜会うと約束したことを忘れるなよ。

うーん。
わかりやすすぎるな。ある意味で。少なくとも和歌は普通。

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