鉄道オタクはほとんど男だ。
男の子供というのは凶暴で乱暴だ。
自分の子供を観察するだけでも明らかに教育とか体験の結果ではなく性差というものは存在すると思う。
鉄道好きの親がいるから鉄道を好きになるのでもないし、
乱暴ものの親がいるから暴力をふるうわけでもない。
攻撃性や破壊衝動や嫉妬心や反抗心や独占欲などいうものは生まれつきそなわっていると言わざるを得ない。
普通に観察していれば明らかだと思うのだが。
わけあってジブリ作品をいろいろ見る。
今まで見たやつも、見なかった「おもひでぽろぽろ」とかも全部通して見る。
おもひでぽろぽろの主演声優は今井美樹と柳葉敏郎なんだが、
アニメじゃなくてそのまま実写でやりゃいいじゃんと思わなくもない。
普通は実写だったり純文学だったりするところをわざとセルアニメ化しておもしろがってるところがある。
そういう意味では一種の実験映像といえるかもしれん。
こういうものを商業アニメとして出してしまえるところが、
実はジブリの恐ろしいところなのかもしれないと思う。
退屈きわまりないが駄作ではない。
そういう意味では人気は高いが駄作ばかり作っている某とかに比べればはるかにましだと思う。
農村回帰というテーマを1991年にジブリブランドでやったことの意義はもしかすると大きいのかもしれない。
二ノ宮知子「グリーン」や今やってるダッシュ村など。
こんなの全部同工異曲でしょう。
同じジブリでも時代と作品によって動きが古くさかったりCG使ったりとか、
そういうこと考えながら見てると、
まだまだいくらでも見落としがあるなあと思いながら見てる。
「おもひでぽろぽろ」はガロに連載された漫画のアニメ化で、
原著が岡本螢、絵が刀根夕子、岡本螢は東京生まれで日芸出身。
うーむ。ガロかぁ(笑)。
じゃ、次は辛酸なめ子「にがよもぎ」か「千年王国」でよろしく。
失踪日記でもいいよ。ていうかやりかねんな「となりの山田くん」すらやったわけだから。
なんでもありだな。