野性の呼び声
2020年公開の「野性の呼び声」という映画を見た。ハリソンフォード主演でなければ見ることはなかっただろう。ある意味この映画がそこそこ良い出来だったので、インディージョーンズ新作の話が出たのだろう。 原作の小説があり、すでに5回も映画化されており(1908, 1935, 1972, 1997, 2009)、よほどアメリカ人受けするネタなのだろう。 犬のCGが非常に稚拙だが、最後まで一気に見たので、私としてもまあまあ楽しめたということになる。
2020年公開の「野性の呼び声」という映画を見た。ハリソンフォード主演でなければ見ることはなかっただろう。ある意味この映画がそこそこ良い出来だったので、インディージョーンズ新作の話が出たのだろう。 原作の小説があり、すでに5回も映画化されており(1908, 1935, 1972, 1997, 2009)、よほどアメリカ人受けするネタなのだろう。 犬のCGが非常に稚拙だが、最後まで一気に見たので、私としてもまあまあ楽しめたということになる。
『センター・オブ・ジ・アース 2』という映画があってこれは『センター・オブ・ジ・アース 』の続編なのだが、全然地底探検になってないのにこの日本語タイトルにした人はどういうセンスなんだろうねしかし。 『サスペリア』と『サスペリア2』の前例もあるしもうどうでもいいんだろうねマーケティング的には。 『センター・オブ・ジ・アース 』は原題が『Journey to the Center of the Earth』で、原作はジュール・ヴェルヌの『地底旅行(Voyage au centre de la terre)』だから、これはいいんですよ。『センター・オブ・ジ・アース 2』の原題は『Journey 2』。まあこれじゃ邦題考えるの大変だったかもしれんね。 で、雰囲気は完全に『ジュマンジ』(新しい方の)なんだけどさ。まあいいんですよ。さらっと最後まで見れたので、嫌いじゃないです。 ヒロインはほとんどララ・クロフトだった。 プロットはほとんど『天空の城ラピュタ』だった。というかオマージュのつもりなのか? 何にも考えずに飯食いながら見るには良い作品で、『ターミネーター』みたいに途中胃が痛くなるような展開もなくて、淡々と楽しく見させてもらえる作品だと思った。 日本でいうところの劇場版ドラえもんみたいなものか。 ツイッター見ているといつも「何言ってんだこいつ」ってリプライかリツイートしたくなって、精神衛… 続きを読む »
ルーカスがエピソード4を作る前に見ていたという『隠し砦の三悪人』を見てみた。 確かに似ていると言えば似ている。 のっぽとちびはC-3POとR2-D2で、三船敏郎(真壁六郎太)はオビワン・ケノービで、雪姫はレイア姫。 ダースベーダーは山名家の侍大将・田所兵衛。 最後の大団円も似てなくもない。 ただこの『隠し砦の三悪人』が黒沢作品の中でもあまり知られてないことからもわかるが、今見てそれほど面白いものではない。 スターウォーズとの関連を見ながら見ればなんとか楽しめるかなってとこか。
プライムビデオのジャックライアンを見たのでホームランドも見始めたのだが、 ジャックライアンのキャラクター設定にけっこうゆらぎがあって誰が善人で誰が悪人かってのがかなりぼかされていて、 たとえばスターウォーズなんかのキャラクター設定と比べると曖昧な感じがする。 スターウォーズだと善人がいて悪人がいて、元善人が悪人になり、改心して善人に戻るとか。 暗黒面なんてものがあるわけだから、どうしてもそういう勧善懲悪的なものになるわね。 それがジャックライアンには希薄で、ホームランドだともっとそうで、主人公も性格的に破綻してて、脇役もみんなどこか壊れてて、 そういうものが、ドラマのシリーズものだからよけいに、だらだらと演じられていくのだが、それでも見続けられるのはどこか面白いところがあるからだろう。 たぶんホームランドはフィクションの形をかりたドキュメンタリーみたいなもので、 CIAの仕事というのも、誰の判断が正しく誰が間違っているかわからない状況で試行錯誤の連続なのだろうし、 それを正義と悪、国家とテロリストという対立軸でドラマに仕立てるのは明らかに嘘なわけだ。 私たちはついこういうものを謎解き物として見てしまうのだが、謎解きや正解などはないのだ。 判断は当たることもあれば外れることもあるし、外れたからといって見る側が作者の意図に負けたということにもならないし、 まして見抜いたからと言って勝っ… 続きを読む »