Sword of Gideon

「ギデオン」というのを借りた.
原題は Sword of Gideon.
これは,ミュンヘンのオリンピック村で起きたテロに報復するために,
その 7 人の首謀者に対して,モサドが 5 人の刺客を送る…という話.

ミュンヘンのオリンピック村のテロ事件というところまでは,
少なくとも実話なのだろう.
1 人がその場で射殺され,
11 人が人質になったが,
ドイツ軍の強行突入作戦が失敗し,
11 人全員が手榴弾で爆死するという凄惨な結末になった.
字幕で「スパイ」と訳されているところは英語では
secret agent とか agent of Mossad などと言っていた.

ギデオンといえば,
国際ギデオン協会の聖書が有名だ.
ホテルにもよく置いてあるし,
私が学部生のころは大学でときどきただで配っていた.
ちょっと気になったので調べてみたら,
ギデオンというのは士師記に出て来る人で,
イスラエル人がミデアン人に支配されていたときに
現れた預言者(指導者)とのこと.
ミデアン人はイスラエル人に征服され,そののち再起することができず,
またギデオンが生きている 40 年間イスラエルでは平和が続いたそうだ.

さて,ギデオンには 70 人の子供がいたが,
そのうちの一人のアビメレクという人が,
自分の兄弟を皆殺しにして王になった.
ただしヨタムという人だけが逃げて助かり,アビメレクを呪った.
しばらくしてアビメレクは彼を王に立てた民と不仲になり,
その民を攻めている途中に,
ひとりの女が落した石臼に頭蓋骨を砕かれて死んだそうだ.
ふーん.

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