こないだ京都の祇園の裏当たりをうろうろしていたら、
いかにも祇園の芸妓というか水商売の女たちが信仰しているような神社があった。
こういうところにはこういう神社ができるもんなんだなと思ったのだが、
[宣長『在京日記』宝暦7年1月9日](http://www.norinagakinenkan.com/nenpu/nenpu/n0183.html)
> 抑このこんひらの社は、近年いたく人の信し奉ること、檀王の主夜神のことく也、ことに青楼娼妓のたくひの、とりはき信仰して、うかれめあまた参り侍る也、
などと書いてあり、なんと宣長の時代からそうだったんだとあきれた。
祭神が崇徳院と源頼政と大物主神、とあって大物主神は金比羅宮だからで、崇徳院はたぶん讃岐つながりで、
頼政は、実はあんま関係ないけどなんとなく崇徳院に運命が似てるからだろうか。
あ、二人とも清盛にいじめられた。
似てる。
崇徳院と一緒に祭りたい気持ちもわかる。
「悪縁を切り、良縁を結ぶ」というのも、深読みするといろいろ深い。
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