伊勢物語の真相2

66、67、68

69、70、71、72
例の伊勢斎宮の話。

> ちはやぶる 神のいがきも 越えぬべし 大宮人の見まくほしさに

> 恋しくは 来ても見よかし ちはやぶる 神のいさむる 道ならなくに

これはもともと万葉集11-2663

> 千葉破 神之伊垣毛 可越 今者吾名之 惜無

> ちはやぶる かみのいがきも こえぬべし いまはわがなの をしけくもなし

73、74

75
これは有常が妻を任地の伊勢に連れて行こうとした話だろう。
「見る」と「逢ふ」が区別されているのだが、「見る」とは「文を見る」の意味だろう。

76
これの謎解きは『古今和歌集の真相』に書いた通り。

77、78
文徳天皇、女御・多賀幾子、藤原常行、在原業平の話。

79
貞数親王の話。
父は清和天皇、母は在原行平の娘・文子。

80

> むかし、おとろへたる家に、藤の花植ゑたる人ありけり。

在原氏と藤原氏のたとえだというのだが、それはどうだろうか。

81
源融の話

82、83
惟喬親王、在原業平、紀有常の話

84
長岡

85
出家後の惟喬親王

86
有常と妻の話か?

87

> 津の国莵原の郡芦屋の里

阿保親王の領地であるという。

88

95
藤原高子に仕える男女の話。

97
藤原基経

98
藤原良房

99
業平

101
行平

102
尼となった斎宮の宮とは誰だろうか。晏子か恬子だろうか。

103
仁明天皇に仕えた男。850年までの話になる。

106
竜田川。渚の院、業平。

107
藤原敏行

114
光孝天皇。伊勢物語の中では比較的新しい。

115、116
陸奥の話

125

> むかし、男、わづらひて、心地死ぬべくおぼえければ、

> つひにゆく 道とはかねて 聞きしかど きのふけふとは 思はざりしを

後付けな感じがするが『古今集』に採られているので古い歌なのだろう。
業平かどうかは疑わしい。

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