『鬼平』全巻を読み終えたので今度は『シャイニング』を読み始めた。思うに私が読む小説というのはたいてい映画かドラマの原作になったものだ。それを映画なんかと見比べながら読む。『ソラリス』『ハイディ』なんかもそうだ。それはつまり、私自身に、鑑賞したり消費したりするだけではなく、自分も創作したいという願望があるからだと思う。映画やアニメ、ドラマ、ゲームなんかは一人では絶対作れない。お金を集めてくる人、監督する人、編集する人、素材を作る人なんかが要る。小説なら自分一人の一存で作ることが出来る。だから私はもっぱら小説を書いている。他の作品を参考にしたり、それらの作品がどのように脚色され、原作としてどういう扱いを受けているのかってことに興味があるのだ。
Visited 25 times, 1 visit(s) today