スイスの古地図を見ていると、
昔と今では少し形が違う。
現在のイタリアのロンバルディア州にあるソンドリオ県というのが、
昔は灰色同盟、つまりスイスのグラウビュンデン州の一部だったので、
当時はソンドリオはスイスのカントンの一つだったわけだ。
ソンドリオというのは町の名でこの一帯は
Adda川の渓谷でValtellina地方ともいう。
宗教改革の後、
グラウビュンデンはプロテスタントとなり、
カトリックのソンドリオはプロテスタントを排斥し、
灰色同盟から独立した。
30年戦争では、主戦場の一つとなったようだ。
ナポレオンが失脚するとオーストリアがロンバルド・ヴェネト王国という衛星国を作るのだが、
そのときにソンドリオはロンバルド・ヴェネト王国の一部になったようだ。
たぶんヴィーン会議によって決まったのだろうと思うが、
あまりにマイナーで検索してもよくわからん。
[この地図](http://en.wikipedia.org/wiki/File:Trois_ligues.png)
の灰色の部分ソンドリオ県にあたる。
イタリア統一戦争でロンバルディアがイタリア領になり、そのまま現在までソンドリオはイタリアに含まれる、ということらしい。
ふー。
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