ブログに戻る その2

ブログに戻るの続きなのだが、最近は本を書いてたりとか(出版はされるだろうがいつになるかはわからない)、給料をもらっている方の仕事が忙しかったりとか、そもそもブログを書くことに意味を見いだせてなかったからずっと放置していた。レンタルサーバーも解約し、ここのサイトもハテナブログ辺りに置きっぱなしにしていたと思う。

レンタルサーバーは入金が無いといきなりこの世から消滅してしまう。死んだ後にも何か書き残しておきたいという目的にはまったくむいていない。だから個人で借りているレンタルサーバーよりかはハテナブログにでも書いておいたほうがまだ後まで残る可能性が高い。ハテナが将来つぶれても、archive.org あたりが断片でも残してくれている可能性がある。

archive.org aug 2009 などみると、このサイトは当時「亦不知其所終」というタイトルだったってことがわかる。うん。「はかもなきこと」はもっと昔から書いてた「ウェブ日記」のタイトルだったはずだ。はてなブログのほうは「不確定申告」というタイトルだった。こちらも一応残しておこう。

kindleに書いたのものも残ってくれるだろう。amazonがたとえ潰れたとしてもあれだけのコンテンツが無に帰するということはないはずだ。にしても、後世に書いたものを遺したいという希望はなんと曖昧で不確かなものだろうか。たぶんこういう考えを私が早くからもっていたのは内村鑑三の『後世への最大遺物』を読んだせいだと思うが、はなから書いたものは後に残るという前提でものを考えてしまうが、内村鑑三が書いたものが残ったのだって、たまたま世の中が文明開化して、彼はそれなりに有名になったから残っているだけのことであり、また、書き残しはしたものの、ほとんど誰の目にも触れないゴミくずになる可能性も大いにあるわけだ。

それでもやはりブログを書こうと思うのは、本はもちろん良いのだが、本には書ききれないこともある。書いては削り書いては削りするからその削りしろのもって行き場がない。この削りしろの量というのは馬鹿にならないし、削ってしまうともうどこにも書けないと思うと思い切って削ることができず、そのためらいが文章を読みにくくしてしまう。だから削るものはどんどん削らなくてはならない。で、とりあえずメモ程度に書いておくものが必要で、それにはブログがちょうど良い。削りしろといえば小林秀雄の『本居宣長』なんてまさに削りしろ無しに思いついたことをそのまんま全部書いているようなもので、本人はあれでもだいぶ整理したというから、もともとの文章はもっとダラダラと冗長なんだろうな。そういう文章を読むのも時には楽しいが、調べ物しているときなんかにはどこに書いてあるかすぐ出てこないから困る。

SNSにあいそがつきたというのもある。もうSNSには書きたくない。それとほぼ同じ理由で、もしマスコミに何か書けと言われても書きたくはない。どっちも同じだ。ああいうところに書くのはもうやめにしたい。自分のペースで自分の書きたいことだけを書こう。

archive.org だけど、おそらく金儲けのためだと思うが、トップページからいくら検索しても自分のサイトはでてこない。直接save page now というページに行くのが良いと思われる。

このブログは昔 markdown記法で書いていたのだが、今は最新のwordpressの記法にそろえようとしている。古いやつはリンクが無効になっていたり、改行があちこち入っていたりするので、そのうちちゃんと直しつつ文章も手直ししようかとは思っている。

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