SEO その2

SEOの続編なのだが、私自身は SEO (Search Engine Optimization) とかまったく興味がなかったのだが、私の周りの人で、私が多少 web に詳しいからといろいろ質問されることが多く(1994年からやってりゃそりゃ少しは詳しくなる)、そういう人たちはともかくgoogleの検索上位に来てくれないことがまず不満なのらしい。それで調べたりするのだけど、技術的なことなら私にもわかりはするが、google が内部でどんなふうに検索してどんなふうにインデックス化してどういうふうに順位付けしてるかなんてこと、内部の事情を知らない限りわかりゃしないし、わかったとして一年後、半年後には変わってしまっているかもしれない。

今のところここのサイトは、「はかもなきこと」で検索するとまず、和泉式部日記を現代語したブログサイトが2つ来る。その次に wikisource の「和泉式部日記」が来る。

その次に、なんと「はてブ」の「はかもなきこと」(つまりこのサイト)が来る。はてブしてくれている人がいるのはありがたい。

その次は「ブログ村」の「はかもなきこと」が来る。「ブログ村」は登録削除したからそのうち消えてなくなってくれると思う。別に「ブログ村」に参加したかったわけではなく、「ブログ村」に参加している人のために「ブログ村」を調べていただけなので、もう無くてよい。

それで結局私のサイトがズバリ検索で出てくることはなかった。

ところが Microsoft bing で検索すると、ここのサイトのページがいくつか直接上位に上がってくる。私の感覚では昔は bing の検索結果が当たり前であったが、近年では、google の結果はかなりいろんな対策、あるいは、対策の対策、対策の対策の対策、なんらかの基準に基づく最適化をしている結果のように見えるのである。

確かに、世の中には古文を勉強する人が多い。そういう需要が高い。そうした人が見たいのは私のサイトではなく、古文の解説をしてくれるサイトなわけである。ある一つのキーワードについて知りたいのではなく、そのキーワードの周りのいろんなことを知り得たほうが、検索する人にとっては都合が良い。そういうふうに最適化されているのだろうと推測される。

実際、クオーテーションで囲って「”はかもなきこと”」で検索すれば私のサイトが一番に出てくるので、google はここのサイトを知らぬわけではないので、「キーワードそのもの」で検索すれば私のサイトを一番に出さざるを得ない。しかし世の中の人は「キーワード」そのものではなく、その言葉で表される何らかの情報を知りたいわけで、google の検索結果はしょうがないのかなとも思えてくる。

あと、いくら独自ドメインだからと言っても個人のサイトよりはハテナとかブログ村のような多くのユーザーが使っているサイトの方を google は優先している。要するに、顧客の利用頻度が高いサイトやページが優先されるようになっているのだ。

SEOとかアフィリエイトで儲けようなんてサイトを立ち上げて1年で1月100万円儲かるようになりました、なんていうサイトが多いんだが、要するにみんなが「SEOとかアフィリエイトで楽して儲ける」情報を知りたがっているからそういうサイトはそれなりにアクセスが稼げるのだろう。1サイトで月に1万円儲かるならそんなサイトを100サイト作れば100万円儲かるというような仕組みになっているに違いない。実に馬鹿げたことだ。

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