トランプ関税2

トランプが関税をかけたので株が暴落した、円高になった、確かにそりゃそうであろう。しかしトランプは単にきっかけを与えただけだと思う。相場をかき回す人がいても、経済がほんとに悪いのであれば株は下がるだろう。経済が悪くなければ下がっても反発するだろう。それだけのことではないのか。日銀総裁だろうがアメリカ大統領だろうがFRBだろうが、口先介入程度でそんなに経済に影響を与えられるだろうか。どうもFRBは今まであまりにもアメリカ経済を粉飾していたように思える。それをトランプが蹴っ飛ばした。みんなわーっと驚き騒ぐだろうが、長い目でみれば落ち着くところに落ち着くしかない。日本のバブルにしても、あれはあまりにも不健全すぎた。日本に蓄積した負債のせいで20年もデフレが続いた。近頃やっとそれも解消してきた。日本はけっこうまともになってきたと思う。長い長いデフレで非効率な社会システムがだいぶ死に絶えた。もし経済が健全ならこれくらいのことはなにほどのこともあるまい。

私はこの際カリフォルニア米やベトナム米の関税を0にしても良いと思っている。零細な個人の米農家は死ぬしかあるまい。カロリーベースの自給率も下がるだろう。しかし市場も農業も絶対健全化する。非効率で不公平な経済や社会は、多少荒療治しても、なくしていくべきではないのか。

日本は戦後米を増産しようとして諫早湾を干拓しようとした。平らで広い田んぼができれば稲作を効率化できる。でもみんなでよってたかって潰してしまった。そういうことばっかりやってきたのだから、その報いは受けなくてはならない。減反すべきは零細農家なのである。多くの商店街はシャッター街になってしまった。しかし零細農家は今も兼業農家となって生き残っている。どうにかしたほうが良いに決まってる。

たとえば、みずほ銀行や伊勢丹なんかはもともと上がりすぎていたから下がっただけのように見える。ローランドなんかは誰のせいか知らないが投げ売りされて下がりすぎているようにみえる。一気に投げ売りして狼狽売りさせて下がりきったところで買い戻そうとしているのではなかろうか?ローランドはどうも大手の仕掛け人がいて、そいつらが好き勝手上げたり下げたりしてもうけているようにみえる。ローランドは別に急に利益が出たり、急に損失を出したりする会社には見えない。それなのにやたらと株価が上下する。動きが荒すぎる。実に怪しい。

カヤックなんかは、もともと儲かってるのか儲かってないのかよくわからない小さな会社なので、世の中の雰囲気に翻弄されているようにも見える。そのほかとりあえず今は売りだろうなって雰囲気で売られているものも多いように思う。

円高になったのだからスーパーやドラッグストアの株は上がってもよさそうなものだが、やはりこれらもつられて落ちている。だがあまり大きくは落ちてない。たとえばイオンは周りに引っ張られて落ちてはいるがあまり落ちてない。逆にセブンは近頃あんまり評判が良くないから落ち方もすさまじい。

キッコーマンは一本調子で上がっていたように思っていたが、今見てみると案外上下している。

アメリカや中国、ヨーロッパに比べて日本は製造業がしっかりしてて経済もそんなに悪くはないと思っているから、私はあまり気にしてない。アメリカはどこか無理がある。金融工学で見た目だけまともに見せている病人のように思えてしかたない。不健全で不健康に見える。

ともかくもまともな会社の株は下がってもまた戻るし、まともじゃない(わけもなく株が高くなっている)会社は下がるだけのことだと思う。米も卵も適正価格までは上がれば良い。株も適正価格まで下がればよい。結局市場が決めることだ。

アップルウォッチとかジャーミンなんかより私はカシオを信用している。カシオは何か奇抜なことをして金儲けしようとはしていない。地道に時計を作り続けている。だからカシオの株が下がっても私はきにしないことにしている。

ともかく今はバーゲンセールで買い時なのは間違いない。慌てて高値で買わぬようにせねばならぬ。

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