浅草退去

浅草に1年半住んでみて思ったのは、浅草に限らないが、都心で、どんなに閑静な、車通りの少ない、新築工事のなさそうな辺りを選んで住んだとしても、どこかしらのビルで外装のメンテナンスがあり、どこかしらの道路を補修する工事をしている。犬を散歩に連れ回して、吠えないわけがない。やかましいのが嫌いな人にはとうてい住めないところだ。また、人が多すぎる。年を取るとどうしてもそういうのが嫌で我慢できなくなる。若いうちは私も平気で三軒茶屋のど真ん中あたりに住んでいたんだけど今ではもう無理。

古くて安い部屋はある。一人暮らしで狭くてもかまわんというのであればどうにか住める。しかし家賃その他を考えれば、月に数回、山谷の安ホテルかカプセルホテルにでも泊まったほうがずっと安上がりだ。原稿料だか印税ががっぽがっぽ入ってきて事務所代わりに借りるというならともかく住もうとはしないのが吉だ。

吉原の近くに部屋を借りていたのだが、もし今度住むとしたら新御徒町の佐竹商店街あたりに住みたい。私にとっては通勤に便利だし、上野にも近いし、浅草にも近い。とても便利なところだ。今の仕事がますます忙しくなれば、定年までのあと五年間、ここらに部屋を借りることもまあ悪くはないかもしれない。吉原あたりは悪くはないが地下鉄の駅がどれも遠くて不便だ。

浅草地下街地図のアクセスが最近増えてきている。そういうつもりで描いたわけではないのだが注目されるのは面白い。今までこういうまともな地図がなかったんだからみんな見にくるに決まってる。外人にもためになるだろう。世界的に必要とされるはずだ。それはそうと今はヨーロッパ往復で120万円くらいかかるそうだが、それでよく日本まで来るものだな。むこうの人の感覚だと50万円くらいなのかな。こっちは食べ物でもなんでも安いからお得感があるのかもしれん。

浅草素描というこのブログのタイトルだが、もう少し続けてみようかなとは思っている。

あとやはり、浅草に関わっていたせいで太り気味だったのは間違いないと思う。最近は外飲みがめんどくさくなり、何を食べても別に楽しくもないので、米と卵と野菜ジュースくらいで、腹がすきすぎて困らない程度に食っているのが健康にも良いかなと思っている。

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