人間の土地・紅の豚

最近の新潮文庫の「人間の土地」には宮崎駿が後書きを書いているというので、
捨ててしまったか無くしたかで手元にないので買ってみる。
堀口大学の後書きのあとに「空のいけにえ」という結構な長文が。
ていうか堀口大学訳のサンテグジュペリの文体には、あまりなじまない文章だなと思った。
表紙絵も宮崎駿。
私が昔買ったのは二十年以上前のはずだから、たぶんそのころは別の表紙だったはずだ。

おそらく、普通の人は、まずサンテグジュペリの星の王子様を子供の頃に読んで、
そこからさらに興味を持つと、夜間飛行か人間の土地を読む。
夜間飛行は、飛行士というよりも、50才の支配人リヴィエールが主人公なので、
若い頃は彼に感情移入するのはかなり難しいのではないか。
同じ文庫本に収録されている南方郵便機は、実はまだ読んでない。
人間の土地は雑多なエッセイの集まりだが、しかしその中のメルモスやギヨメの話などは、
割と短くしかも感動的なので、こちらの方がとっつきやすいかもしれない。
モハメド・ベン・サウランの話などはどちらかといえば、かなり退屈な話。

それで、久しぶりに「紅の豚」など見てみる。

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