キンドルの存在意義

投稿者: | 2013年5月26日

でまあ、週末は自宅で新聞のまとめ読みなんかするわけだが、
産経新聞の月曜から金曜まで連載で「私の肖像画」というのがあり、
今週は百田尚樹という小説家だった。

「読者が喜んでくれることが第一」とか書いてあり、
「本っていうのは余暇に楽しんでもらうものです。いろいろな人が、いっしょうけんめい一日働いて、
余った時間に使ってもらうんです。」たしか浅田次郎とかも、
似たようなこと言っていたと思うんだが、
案の定、テレビ関係の仕事もしているようだ。

ていうか、読んで楽しけりゃいいんなら、じゃあ最初からテレビ見ればいいじゃんとか、
ハリウッド映画みればいいじゃんとか思う。
最初からテレビの原作になるみたいなドラマかサスペンス書けばいいじゃん。
ラノベでいいじゃんとか思う。
テレビが好きな人は原作の小説なんて読まなくていいじゃん。
競馬とか野球のテレビ中継とか見てればいいじゃん。
報道番組みながらぐだぐだ文句いってればいいじゃん。

テレビ好きが高じて自分で刑事物のサスペンス小説書き始めた人も知ってる。
自分で戦隊ものの映像作品作っちゃったり。
そういう人はそれでいいかもしれんが、
テレビドラマ見るのが嫌で苦痛だから小説読みたいのに、
世の中にはテレビとおんなじような小説ばっか氾濫しているから仕方なく自分で書くことにしたんじゃん。

それにね、単行本が千五百円とか二千円するってのは、
いまの紙の出版業界で流通にのせることを前提としているよね。
だから、自己満足では許されなくて、業界やマスコミに自分をあわせなきゃいけないんでしょう。
私も読者に喜んでもらえるものを書いているつもりだし、
私が書いたものを喜んでくれる読者がある一定数はいると思うのだが、
今の流通・出版業界では、私の書いたものを私の本が読みたいひとのところへ配布してはくれないのよね。
というか、採算とれないのよね。
だからキンドルで書いているだよね。
キンドルだともしかすると採算とれるかもしれんからね。
少なくとも勝手に出版することはできる。
今の作家の言ってることはようは「採算がとれてるから自己満足じゃない、プロだ」と言ってるだけであり、
それはかなりの部分は今の流通とか出版のせいでもあるよね。
採算さえとれりゃいいんでしょ、となる。

キンドルの無料ランキング見ていると、
やはり、
ずしっとくるものを書いている人は皆無ではないが少なく、
エロか、
ハウツウか、
或いはどこかのテレビドラマでやってるような通俗的なものか、
ようは、普通の流通でやってることの劣化版であり、
わざわざキンドルでやる必然性すらない。
紙媒体を電子媒体に単に移し替えたやつも、
単なる紙媒体の電子的代替にすぎない。
わざわざキンドルでやる必要あるの、といいたい。

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