これはキャッシュフローというゲームとその講習会を売りまくるためのフィクションなのだがなぜかまじめな経済書として馬鹿売れしたという話なのだけど、まあフィクションだとしてもなかなかおもしろい本。
資産を増やし、負債を減らす。
収入を増やし、支出を減らす。
忙しい人ほど怠け者。
雇われる人ではなく雇う人になれ。高給であろうとなかろうと給料をもらえばもらうだけ損する。かといって低賃金でも生活は苦しい。
優秀な弁護士や会計士には十分に報酬を支払え。そうすればその何倍も儲かる。
まあそういうことだわな。忙しければ仕事を減らせばよい。仕事で忙しいというのは奴隷の身分と同じ。ま、負債だわな。負債は減らせば減らすほど良い。他人(会社、国)のために働けば働くだけ損をするのは当たり前。
実話に見せかけたフィクションという意味では「オレまだ」と同じだと思うのだけど、こちらの話を蒸し返すと、30か40で脱サラして自分探しをするという、あきらかに20代の漫画家が自分で思いつくネタじゃねえし、タイトルもおそらくはれっきとした中年サラリーマンであるはずの編集者の発想が反映してるよね。サラリーマン辞めて漫画家目指せみたいにそそのかしている。
ま、それはそうと40代で自分のサラリーマン生活に疑問を持つのは自分にも当てはまってるのかしもしれんし。
いや、だが、金持ち父さんの言ってることまねしようとすると実業家になってすべてのリスクをしょって自分の甲斐性で税金対策もし、資産運用もしなきゃならんわけで、そりゃ無茶だろうという気がする。いや全然無理。
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