山抜け

葉山嘉樹『山抜け』を読む。青空文庫には収録されてないようだ。
ググっても、ほとんど何の情報もない。
しかし、これは面白い。
ごく短い、短編。
木曽路の貧しい山村で、小学一年生になった女の子の家が、彼女が小学校へ行っている間に、山崩れで流され、孤児になってしまうという、
ただそれだけの話。
うーん、今、この時期に読んだから身につまされたのだろうか。
短編集の中でたまたまこれを最初に読んだ。
タイトルからして、何か、炭坑夫が山を脱走する話かと思ったが、山抜けとはつまり、山崩れのことなのだった。

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