心房細動と、腹水と、心筋症とは、直接の関係はない(ただし間接的には関連している)それぞれ別の症状なのではなかろうか。
心房細動は定期検診などで、三十代の頃からたまに出た。
心房細動は出たり出なかったりするものらしいので、たまたま定期検診の時に出たりでなかったりするようだ。
駆け足や山登りなどの激しい運動をしても、特に困ることなく、
動悸がするとか胸が苦しいとかそういう自覚症状もないのでほっておいた。
しかし、心房細動があると血栓ができやすく、私のような人間は、年に50人に1人が脳梗塞か心筋梗塞を発症するので、
その予防に薬を飲んだ方が良いと言われ、
新薬の「プラザキサ」というのを飲んでいる。
これは今年三月に日本で薬価が決まった、ほんとに新しい薬。一番高価な部類の薬で、
一日あたり医療費三割負担でも、132円かかる。年で5万円くらいか。
いわゆる「血液をさらさらにする薬」として紹介されることが多い。
心筋症というか心臓が酒で弱っていたのも、少なくとも一年以上まえからではないか。
腹水やむくみは、どうも私は、心臓が弱ったというより、肝臓が弱っていたせいではないかという気がしてならない。
心臓と肝臓の両方が酒で弱った複合的効果か。
これがたぶん一ヶ月前に急に起こったことではないか。
「アーチスト」という薬は、
「交感神経β受容体遮断薬」「ベータブロッカー」などとも呼ばれる。
心拍数を落とし、心臓の負担を減らしてくれる。
心臓の機能をあえて落として心臓を休ませるものと考えればよいか。
また、心房細動を抑える。
「アーチスト」「プラザキサ」は朝食・夕食後に、一日二回。
それ以外に朝食後だけに、強心薬、利尿薬、などいろいろ五種類の薬を飲む。
七つに分かれた一週間分の薬ケースというものを買ってきて仕分けして管理する。