『安藤レイ』は『病中手記』というタイトルに変えようと思う。
最初はたわいない闘病記のようなものが次第にSFになっていく、という意外性のためだ。
「病中記」「病中日記」などは、事例が多い。
「病中手記」だと、少なくともすでに有名なものはないようだ。
「獄中手記」に似ているのもよい。
また、詳しく書きこんでいるところとさらっと流しているところの差が大きいのだが、
さらっと書いているところは、さらっとしか書けない、よく知らないからなのだ。
それをごまかすには、やはり闘病記の体裁にしておくのがよいかとおもう。
けっこういろんなしかけをしかけてあって、なかなか収束しない。
重複してる記述箇所を整理したり。
すでに二百枚超えた。でも三百枚にはならないと思う。
も少ししたら公開できると思う。
たぶん世間一般ではSFと風俗小説をミックスしたようなものは誰も読みたがらない、
というかこれまでなかったのではないか。
SFを読みなれた連中は中年のどろどろした恋愛を気持ち悪く思うだろうし、
逆に私小説風味な風俗小説好きには、科学とかフィクションのあたりに虫酸が走る思いだろうと思う。
女子供向けの漫画やアニメ、ラノベ全盛の今、
だから私がそれをわざとやってやる。そういうところが自分では痛快なのだが。
わかってもらえるだろうか。
潜在的なファン層はいるはずだが。
「SFと風俗」の延長という意味でも、『スース』に一番似ている。
『スース』を実体験を元に闘病記にしてフィクション要素を加えた感じ。
「歴史小説と現代小説のミックス」というのがこれまでのマイブームだったが、そちらはしばらくお休みする。
壮大な歴史小説をいくつか構想中だが、ちゃんと調べないと書けないんだよな。
一つは、美濃の外様大名と、関東の旗本(元は下総千葉氏)と、板橋の町人と医者が出てくるという話。
そのうち幕末になって長州や薩摩もでてくる。
むずい。書けないよ。