亦不知其所終 田中久三 aka 田中紀峰のサイト。

一日飯盒一杯

03.01.1996 · Posted in 雑感

「広報東京都」という新聞に水木しげるの話が載っていた. 戦争中一日に飯盒一杯しか食べられなかったそうである. 飯盒一杯というのはどのくらいなのだろうか. まさか半合ということはあるまいが. 一日にそれだけしか食べなければきっと痩せるだろう.

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フランス公務員ストライキ顛末

12.26.1995 · Posted in 雑感

フランスでは公務員が派手なストライキを打っていたので,これは面白い見ものだと思ってたら,いつの間にか終わってしまったらしい.日経あたりにまとまったサマリーが載るかなと思ってたら待てど暮らせど (笑) 出てこないので,自分でまとめることにした.

日本のマスコミもおかしなもんで,「交通機関がマヒしたパリ市」みたいな記事は写真入りで報道するくせに,「ストが収束した理由」とか「経過のまとめと考察」とか「公務員のストの是非」とかそういう肝心なことについてフォローがないのはけしからんではないか.と,怒っているのは私だけなのか…ぶつぶつ.

◆ 発端 ◆

11月半ばにジュペ首相が社会保障改革法案を発表. EU統合をひかえて,財政を圧迫している福祉を切捨てるのが目的.

◆ 主役は国鉄 ◆

ストは国鉄から始まり,大都市の地下鉄,バス,電力,郵便に拡大. 12月4日には消防署,病院,税関,公立学校,国有銀行,保険会社なども参加して警察などの例外を除いてほとんどの公務員がストに参加し,大騒ぎになった.またフランス全土で学生・民間労働者を含む大規模デモが発生.民間企業にもスト参加を呼びかける.多大の不便を強いられているにもかかわらず,世論調査では国民の2/3がストを支持しているっていうんだから恐れ入るなぁ.「国鉄スト」というと私には嫌悪感しかないんだが.

◆ 深刻化 ◆

シャルル・ドゴール空港では管制塔がスト.ガソリン・スタンドではガソリン売り切れ.スーパーでは買い占め.デモのため中央銀行封鎖.エールフランスなど航空会社ストに突入.国内便,国際便とも混乱.などなど.

◆ 政府の譲歩とスト終結見通し ◆

11日政府労組間の協議開始. 12日ジュペ首相は国鉄職員に対する退職年金支給時期繰上げ等を盛り込んだ国鉄改革案を全面凍結.労組は社会保障制度全体の撤回を求めるが, 15日国鉄職員の過半数がスト中止を支持.スト終結への見通しが出る.

◆ というわけで ◆

さまざまな後遺症は残しつつ,結局ストは収まり,ジュペ首相は国鉄改革を棚上げにしただけで,社会保障改革全体は守り抜いた形になった.国鉄は,率先してストを始めたからか,或いは「抜け駆け」というべきか,政府に自分の要求を入れさせることができたが,追随した他の公共機関はなんのためにストやらかしたのかわけわからんというところか.また,いろいろ批判されてはいるが,ジュペ首相は難局をうまくさばいたというので株を上げたのではないか.

しかし,フランスで国鉄民営化なんてやろうとしたらどんな大混乱になるのかねぇ.

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白子

12.26.1995 · Posted in

白子が旬らしいので良く食べるのである. 白子というと,鱈の白子だと思ったら,こないだは鮭の白子というのもたべたのである. 普通の (鱈の?) 白子はひだひだが一杯入ったやつだが,鮭の白子は (ちょうどゆでたタラコのように) ストンとしていて少し歯応えがある. 鱈の白子の方がおいしいと思うなっ.

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或日,昼頃,可愛かずみ

12.24.1995 · Posted in 雑感

がテレビに出ていた.なんか土くれの入ったシャーレもって技術者みたいな人の説明を聞いていたのだが,そのシャーレが画面一杯にズームされ,同時に可愛かずみの爪も画面一杯にズームされた.「おおっ!!可愛かずみの爪の超アップだ!」と喜んだのは私だけだったろうか.

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ふたごのピータン

11.05.1995 · Posted in 雑感,

きのうとある居酒屋でピータンを注文したら,なんと黄身が二つ入っているやつだった. ピータンじたいあまり普段は食べないが (というか,居酒屋にピータンがあるのは珍しい),黄身二つというのは初めて食べた. もちろん,黄身といっても例のように,濃い藍色になっていたが.

ピータンを食べながらビールを飲むと口のなかがなんとなく甘ったるくておいしくないことがわかった.

上海交通大学に見学にいったときのこと,構内の掲示板にいろいろな新聞がはってあった.壁新聞がはってあるのではなくて,普通の新聞をばらして一面ずつ順にならべてはってあるのである.日経の本社ビルの壁にも日経新聞が同じようにはってあるよね.

掲示板の前を歩きながら読んでいくのだが,人民日報だけは誰も読まないらしくて,前に誰も立っていなかった.人民日報はうそばかり書いてあるので,誰も読まないのだそうである .

ある中国人の話であるが,かつて人民日報は,日付と天気予報以外はうそばかり書いてあった. そのうち,天気予報もうそを書くようになった. というのも,その日の最高気温が 35度以上になると会社が休みになる決まりなので,記事をごまかしたのだそうだ. そのうち,日付も間違ってしまったので,人民日報には何一つ本当のことは書いてないことになってしまったそうだ.

武漢ではいまでも人民服を着ている人が結構いる. 昔,友人が高校の修学旅行で中国にいったときに,おみやげで人民服を買ってきてもらったことがある. その服はもともと小さかったのか,洗ってるうちに縮んだのかして,着れなくなってしまった. 去年北京にいったときには,それほど人民服を欲しいとは思わなかったのだが,今回はまた欲しくなって,特に灰色の人民服が欲しくて,武漢と上海でいろいろと探してもらったのだが,もはやどこにもなくて手に入らないとのことだった.

ちなみに「人民服」という名称は中国にはなくて,あれは孫文がデザインしたので,「中山服」(中山は孫文の号)というのだそうだ. 人民服を着て道を歩いている人を指さしながら,「毛沢東が着てた服」といって初めて通じた.

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上海帰りの

10.15.1995 · Posted in 旅行

去年北京を見て,今年は台北を見てたので,上海もたいしたことはあるまいとタカをくくっていたのだが,上海は北京の十倍,いや百倍はきれいだし,台北よりも資本主義的に見えた.台北はゴミゴミしてたが,上海にはなんとなく余裕さえ見えた.これは誇張でもお世辞でもなく,私の観察によるところの率直な感想だ.上海はおそらく二・三年で東京並になるだろう.

上海経由で武漢にいったのだが,武漢は北京によく似た雰囲気の都市であった.つまり人民中国的な雰囲気の都市だった.上海はどうやら中国の都市の中では別格らしい.

それで,どうして上海がこのように独り中国の中で富み栄えており,しかもこのような自由な雰囲気に満ちているのか,という疑問が湧いてきた.

上海浦東区のだだっぴろい特別区を見学に行った.ここに免税などの優遇措置でもって外国企業の工場を誘致しようというわけだ.既に日立や松下などの参入が決っているという.「もしあなたがソニーの社長なら投資しますか?」と質問された.そのとき私は,

  • 中国は大きなプロジェクトが好きな国だが,必ずしも成功してるとは限らない.国家プロジェクトではなく,民間の個々の自由な活動にまかせるべきではないのか.
  • 広東の経済特別区(深(土川)など)の優遇措置は撤廃という噂が流れており,一応の成功は収めたものの,投資額は減少し,他に移転する企業が増えている.上海でも,初めのうちは優遇措置で外国企業を誘致しておいて,うまくいきだしたら規制を強めるのではないか.
  • 外国資本の投資に依存していては,中国市場が大きければ大きいほど中国は損をするのではないか.
  • 上海は,中国の中では一番物価の高いところだろう.安い製品を作るなら,上海でなくて他の地域や他の国に工場を作るべきではないか.

などと思った.この特別区はなりはでかくて立派だが,結局それほど工場は入らないのではないか.それにしてもこの投資の仕方は気違いじみているなぁ,と思ったものだ.

で,それからいろいろと調べてみたのだが,この一見無謀に見えるプロジェクトだが,実は今の国家主席,上海出身であり,上海交通大学出であり,元上海市長であった江沢民の,上海を経済的な首都にしようという政策によるものらしいということがだいたいわかってきた.おおすじでは,

  • 北京はひきつづき政治的首都として残す.
  • 現在再開発中の上海浦東区を特別区とし,外国企業の工場を誘致する.
  • 市内に外国銀行を誘致して香港以上の金融センターとする.
  • 広東の経済特別区の優遇措置は暫時撤廃する.

らしい.

香港は欧米諸国の干渉が多くて中国の思い通りにならないので,香港の機能をまるごと上海にもってきて,さらに広東優遇もやめて,上海に一元化しようということのようだ.上海はかつて世界の金融センターだったことがあり,なんとなく自由な雰囲気が残っているので,もしかするとうまくいくのかもしれない.

人民中国は,文革のおり,字画を減らした簡体字というものを考案して以後ずっとその字体を使っているものとばかり思っていた.この簡体字というものはあまり美的センスというものを考慮していないような気がするし,フォント作りも真面目にやってないような気がするし,手書きで書くときにも気合いが入らないのではないかという気がする.北京は町中にほとんど活字のない町であった.一回ごとに書き手の気分で手書きしてるような,そういう道路標識が多かった.きくところによれば,橋や道路の名前は,偉い政治家に頼んで書いてもらうのだそうな.台北に行ったときには,旧字体の美しい活字が町にあふれていて,とても美しく見えたものだった.ところが今回,上海と武漢に行ってみると,簡体字とともに旧字体もかなり使われていることがわかった.活字による道路標識も至るところでみられた.「なぜ簡体字を使わないのか,簡体字を使わなくても政府は文句をいわないのか」と尋ねてみたところ,「文化大革命はもう終った」とのことであった.北京は,いまだに毛沢東の肖像が睨みをきかす町なので,簡体字を使い続けているのだろう.

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ボブ・マーリィ

08.22.1995 · Posted in 雑感

ある飲み屋の女の子にTシャツを買ってやるという約束をした. ある日散歩してたときに道端でTシャツを売っていたので買うことにした. 「ダザイ治」とかださいのもあったが,「チェ・ゲバラ」と「ホー・チミン」のTシャツが気にいったので,それを自分の分と女の子の分と買うとして,女の子は「チェ・ゲバラ」よりも「ホー・チミン」の方がいいかと思って,「チェ・ゲバラ」はLで,「ホー・チミン」はMを買おうとした. ところが道端でTシャツを売っている兄ちゃんが言うには,「ホー・チミン」はいろんなサイズのがあるが,「チェ・ゲバラ」はMしかないという. しかたなく「ホー・チミン」はLのにして自分で着ることにし,「チェ・ゲバラ」はMにしてプレゼントにすることにした.

一応形だけどちらがいいか飲み屋の女の子に聞いたら,予想に反して「ゲバラ」の方がいいという. 「ゲバラ」のどこがいいのだろう?ありがたくもらうふりだけしてるのだろうか?と思ったら,「ボブマレー」みたいでけっこう気にいったのだそうだ.

「ボブマレー」って誰?

ソリみたいなやつ?それは「ボブスレー」.

ふとその週の「ぴあ」の表紙をみたら,そのレゲエのおじさんが実は「ボブマレー (ボブ・マーリィ) 」であった.

というわけで,結論はいまどきの女の子はゲリラとレゲエの区別もつかないから,ゲリラのTシャツをあげるときっと喜ぶであろう.ということであった.

ちなみに,気に入らないTシャツをもらったらどうするかと聞いたら,ネマキにするのだそうだ.

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烏龍茶はピンクレディのおかげ

08.20.1995 · Posted in 雑感

夏の盛りには枝付きの枝豆が食べられる.普段は冷凍の枝豆で,粒がそろってるけど個性がない.枝付きは畑から枝ごととってきたやつで,つぶが不揃いでちょっとむきにくかったりする.そういう食べにくいところがいい.自分で買ってきてゆでるととてもいい香りがする.

8月15日の日経産業新聞に,伊藤園の会長の話が載っている. 中国人はほとんど烏龍茶を飲まないというのは良く知られた話である. 烏龍茶を飲むのは日本人だけだと私に中国人は言う. 会長の話では,ピンクレディがその絶頂期に『痩せているのは烏龍茶を飲んでいるから』といったために,今のように烏龍茶がヒットしたのだそうだ. ちなみにピンクレディが絶頂期だった当時気嫌いしていたが,それは私が流行というものを昔から嫌悪していたからで,今から思えばピンクレディは偉大なアイドルであった.

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腹が出る

05.21.1995 · Posted in debu

20台前半の頃はいくら無茶食いしても腹が出たなどということはなかったのに,この頃はいくら節食しても腹がでる.朝起きて腹がでてると本当に腹が立つね.主な原因は,体質自体が年齢とともに変わるからだとあと,給料もらい出してからは,毎日のように飲み屋で飲み食いしてるから,食生活が贅沢になったのかな.

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09.17.1989 · Posted in 詠歌

勉強の苦し紛れにしるしなき歌の一つも詠みてみむかな
これといふしるしもなしに遅くまで起きて思ふはほかのことかな
このごろは部屋の窓にもカーテンをひきこもりてぞ暮らしつるかな
やとはれのおきなをうなら熊手もて落ち葉あつむるしはすなりけり

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