加齢と酒

長く付き合えば付き合うほど人も町も会社も嫌いになって、
同じ場所にとどまるのが嫌で、
年をとるほどに不寛容になる人は、
年をとるほど自制して、
何事も意図して無感動に、無感覚にならねばならない。

昔はテレビを見ても楽しめていた。

つい最近まで漫画雑誌も読んでいた。

ネットが発達したせいかもしれんが、今は雑誌もテレビもみない。
年をとるにつれて裏が読めて見る気がしなくなるからだろう。
そういう自分のために書いた小説が多くの人に読まれるわけもない。

世の中は進歩しているようでまったく進歩しない部分もある。
進歩を止めた町は、ふたたび進歩しようと努力するのではない。
そういう町にはもう進歩したくない人たちが移り住み始めて、
なんでこんな状態で満足できるのというような状態で平気だ。

全体でならすと世の中はおどろくほど進歩してない。

ていうか、わたしのような人間は、世の中が進歩してないからといちいち怒ったりしてはいけない。
世の中だけではない。
何事にも怒らないようにするのが、これからの余生で一番大事なことのように思える。

世の中には年をとるほどに怒らなくなる人もいるだろう。
そういう人は死ぬまで楽しく酒が飲める。
年をとればとるほど何もかも気に入らなくなるひとは、酒を飲むのが危険で仕方ない。

とりあえず会議で反対意見を言うのはやめよう。
言おうが言うまいが何も変わらないのだから、言うだけ無駄だ。

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