浅草の水回り

初音小路辺りで聞いた話なのだが、浅草二丁目はほぼ全域が浅草寺の土地なのだそうだ。てことは、場外馬券場とかドンキの土地なんかも全部浅草寺から借りているということだろうか。土地はお寺のものだが、建物にはそれぞれ大家がいるという。小さな店が密集しているがここらには共同トイレというものがないので、どんなに小さくてもそれぞれにトイレが付属しているらしい(全部を確かめたわけではない)。で、とある店では大を流すと詰まるので小だけしてくれなどと張り紙がしてあって、下水が土管でその土管が壊れていて大を流すと詰まるのだそうだ。

またこれは浅草の地下街で聞いた話なのだが、雨が降ると床が水浸しになる。これは天井から水が落ちてきているのではなくて、雨が降ったり、下水が増えると地下水位が上がってそれで床下から水が出るのだそうだ。やはりこの地下街も土管の下水を使っているのに違いない。雨が降ると1日か2日くらい遅れてやはり床が水浸しになるという。困った地下街である。

再開発すればしかしこの味わいがなくなってしまうかと思うともったいない気がする。今は今で楽しんでおけばよかろう。

そういえば浅草地下街には共同トイレがあるような気がする。店ごとに鍵があってそれを借りてトイレにいくのだ。

今どきネットでも馬券は買えるのになぜわざわざ土日に浅草に人が集まるのか、不思議に思い聞いてみたが、明確な理由はなさそうだ。大江戸線やつくばエクスプレスは地下が深いので、日曜朝にエスカレーターが異様に混む。異常な町だ。馬に賭けるくらいなら株でもやれば良いのにと思うのだが。

浅草寺境内はだいたい通り抜けができるのだが伝法院というところはたぶんお寺の完全にプライベートなゾーンになっていて、これが浅草のど真ん中にあって迂回しなきゃいけないのがややめんどくさい。

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