会議中

あまりに退屈だったので仕事の後で酒を飲むことばかり考えながら詠んだ歌三首:

> なりはひのつとめ終はりて立ち呑みのどちにつらなる時ぞ待たるる

> たなつもの醸し作れるうまざけにわがゑはばこそけふも終はらめ

> 思はずやあかがね色のむぎざけを樽よりそそぐをみな手ぶりを

あとの二つが「もやしもん」チック(笑)。

最初、「思はめや」としたのだが、和歌データベースの[和歌語句検索](http://tois.nichibun.ac.jp/database/html/waka/waka_kigo_search.html)で調べると、
「おもはめや」は1件のみ:

> はるやまの-きりにまとへる-うくひすも-われにまさりて-ものおもはめや

しかも万葉集の訓読なので正確かどうかはわからない。
「おもはねや」は0件、「おもはぬや」は43件だが「おもはぬやま」「おもはぬやど」などがほとんど、「おもはずや」は12件なのだが、

> めつらしき-ひかけをみても-おもはすや-しもかれはつる-くさのゆかりを (俊成)

> くれてゆく-はるもあはれと-おもはすや-またこむまても-しらぬわかみを (万代集)

> ふちなみの-はなはさかりに-なりにけり-ならのみやこを-おもはすやきみ (夫木和歌抄)

> おもはすや-たならすゆみに-ふすたけの-ひとよもきみに-はなるへしとは (頼政)

「思はずや手鳴らす弓に伏す竹の一夜も君に離るべしとは」。
「伏竹(ふせたけ)の弓」とは木と竹を貼り合わせた合成弓で、木と竹が合わさって離れない、という意味に使われているらしい。
なんて難しいんだ。

> みのほとは-わかみなからも-しるものを-うきこころとは-おもはすやきみ (寂蓮)

とまあ、こんな感じなので、「思はずや」が一番無難かなと。
だが「思はめや」ももしかしたら間違いじゃないかも。
初句に倒置でもってきた頼政の用法は反語ではないよなこれ。
他はだいたい反語的なのだが。

ついでに:

> 飲みのみて屋根うつ雨の音高し傘はなければ借るべかりける

いやだなこれじゃまるで安い演歌だ。
そうだ、「氷雨」か(笑)。

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