入院してた。

投稿者: | 2011年7月17日

7月5日から17日まで入院していた。12泊13日。

心臓の超音波エコー、カテーテル検査、MRI、X線CTなどさまざまな検査を受けたのだが、
病名は「拡張型心筋症」「アルコール性心筋症」の二つに絞り込まれた。
この二つは、初期段階ではきわめて類似していて、いまどちらかと特定するのは難しい。

「拡張型心筋症」は心臓が肥大することなく、心室内部が拡張して、心筋が薄くなっていく病気であり、
原因不明の進行性で、治ることはない。薬物治療で延命するか、最悪心臓移植くらいしか治療法がない。

「アルコール性心筋症」の原因はずばり酒の飲みすぎ。10年以上にわたり、大量の酒を飲み続けると発症する。
断酒すると3ヶ月くらいでほぼ完治するそうだ。

医師の話を聞いたり、カテーテル検査などを見せてもらうと、私の心臓は肥大しているらしい。
肥大するということは、弱った心臓の力をおぎなうために心臓が大きくなる「代償」という現象で、
「拡張型心筋症」には見られない。なので、肥大があるということは「アルコール性心筋症」である可能性を大きくするが、
まだ初期段階なので、なんとも言えない。

ともかく数ヶ月以内に「拡張型」なのか「アルコール性」なのかは明らかになるわけだ。
状況的には「アルコール性」である可能性が高い。何しろ、だいたい20年間くらいは毎晩のように酒を飲んでいたし、
近頃はすべての小遣いを飲み歩きだけに使ってきたし、
それもほとんど一日も空けず、毎日、ビール中瓶換算で4、5本以上確実に飲み続けてきたのだから。
だが、「拡張型」ではないと現時点で断言することはできない。

「拡張型」だと今以上に良くなることはありえない。じわじわと悪化していくだけ。それを薬で抑えてなんとかしのぐしかない。
幸いにして、今のところ日常生活に困るほどではない。みんながすぐ死んじゃうような病気ではない。
だけど「アルコール性」なら完治するわけで、私としてはできるだけそちらであってほしい。

今回、肺だけでなく腹や胸などにも水がたまっており、とくに、肝臓の周りや下腹部などにも水があった。
足もむくんでいた。
ということは、私の場合、体全体で同時多発的に、水漏れが起きたということである。
これは、体全体で静脈内の圧力がある一定水準を超えたことを意味する。
動脈はもともと圧力が高いけれども、心臓のポンプとしての力が弱ると静脈の圧力も上がるらしい。
そうすると静脈の毛細血管から体液として水が漏れ始める。
というより、静脈内の圧力が高いために、体液が静脈に戻っていけなくなる。

ところで、腹水がたまる理由としては、肝臓の機能が低下して、アルブミンという血漿タンパクが生成されないこともありえる。
アルブミンは血液中にあって、血液の水分が不足すると、それを毛細血管を通じて体液から水分を補って、血中水分を増やそうとする。

利尿薬を飲むと、腎臓から血の中の水が尿となってどんどん出ていくので、アルブミンが作用して腹水や肺の水などを抜いて血管に戻してくれるというわけだ。

心臓の機能は短期間の療養では簡単に回復しないらしく、私が退院する時点でも、まだ静脈圧力は高いままだった。
私の心臓はかなり以前から弱っていて、静脈圧力も高い状態だったように思われる。
それが急に水漏れし始めたのは、別の、複合的な要因もあったのではないかと疑われる。

たとえば、酒の飲みすぎか何かで、肝臓の機能が落ち、アルブミンの生産が不足したとする。
静脈圧力が高いところにアルブミンが不足すると、一気に腹水がたまり始めるだろう。

そもそも「アルコール性」心筋症というのは、酒の飲みすぎで肝臓がへたった結果、心筋に何らかの、原因不明な、
悪影響を与えて発症するものではなかろうか(そういう学説があるらしい)。
アルコールが直接心筋を痩せさせるとは考えにくい。
アルコールによって疲れた肝臓が、心筋に必要な何かを不足させたり、心筋を弱める毒素か何かを分泌するのかもしれない。

と考えると、「アルコール性心筋症」を治すにはまず肝機能を回復させなくてはならないということになる。
飲酒習慣のある者がアルコールを断つと肝臓の機能は、少なくとも肝硬変よりずっと手前の初期の段階では、
かなりすみやかに回復する。
肝臓が元気になれば、心筋も元気を取り戻す。
「アルコール性心筋症」の回復に三ヶ月程度を要するという理屈をうまく説明できる。

まあ、私の場合、自他共に認める大酒飲みであったから、「アルコール性心筋症」である可能性がかなり高いが、
今はまだ予断を許さない状況だ。

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