今回のアレの騒動や成り行きを見てて思うに、安倍総理は基本的には正しい判断をしたと思う。
さすがに安保闘争で辛酸を嘗めた岸総理の外孫だけのことはあり、
左翼の生態をよく知っている。
本人はともかくとしてブレインはそうとう優秀だ。
きちんと国民投票して改憲するのが筋だというのは正論だ。
しかし世の中には、戦後民主主義思想に呪縛された「悪意無き左翼」もたくさんいる。
とりあえず解釈の変更によって、集団的自衛権を実効化してみる。
そうすると最初はわあわあ騒ぐかもしれんが、結局以前となんの違いもないってことがわかる。
そこで洗脳が解けて普通になる人もたくさんいるだろう。
マスコミのほうが実はおかしいんじゃないかとやっと気付く人も出てくるかもしれない。
そうした目で見ると、
世の中には常軌を逸した左翼がいっぱいいるな、
なんか日本社会の中に異常な集団がいて、
自分らに都合の良いようにコントロールしようとしてるな、
民主主義って大義名分のもとに、ってことにも気付くかも知れない。
ものの見分けがつくようになり、自分の頭で考えるようになるかもしれない。
安倍の弱腰をみて、
やっぱり改憲しようという機運も高まるだろう。
戦後民主主義というのは70年近くかけてこじらせた病気なので、徐々に治療しなくてはならない。
左翼を切り崩し、考える機会を与え、味方を増やしたという意味で、今回の安倍総理の一手は実に巧妙だった。