酒は好きでよく飲んできたけどそろそろやめた方が良い気がする。
酒が弱くなった、というか、アルコールの代謝機能が落ちてきた、というわけではなさそうだが、
ある程度以上飲むと記憶が残らなくなってきた。
かなり酔っ払っても、だいたい意識はあるのである。
意識はあったというおぼろげな記憶はある。
でも翌朝起きてみると忘れてしまっている。
年を取ってしまえばだいたい経験だけで生きていける。
判断力と、昔の記憶があれば生きていける。
だから、
短期記憶から長期記憶へ記憶を移すところというのは、
年を取るとさほど重要ではない、少なくとも命に関わらないから、退化する。
いわゆるぼけというやつだ。
でまあ私はまだぼけが始まる年でもないし、ぼけてもいないはずだが、
酒を飲むとそれがでる。
すごく前倒しにぼけの症状が出ているのではなかろうか。
もう五十近くだしな。
昔は酔えば、記憶をなくす(正確に言えば判断力はあるが記憶が残らない)前に、
眠くて仕方なくて寝たと思う。
寝てなければだいたい覚えていたと思う。
昔も、酔えば無茶した。
生け垣に飛び込んだり、
自動改札を走り抜けたりした。
道で寝てたこともあるらしい。
今はそんなことはしないが、逆に違うところに問題が出てきた。
怒りっぽくなるというのもたぶん老化の一種だろう。
どんどん脳が老化していて、特に酔ったときにその症状が出る。
老眼も進行している。
要するにこれが年よりになるということなのだ。
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