『西行秘伝』に[レビュー](http://www.amazon.co.jp/review/R1W52CC385Y3IW/ref=cm_cr_dp_title?ie=UTF8&ASIN=B00DT4AMLG&channel=detail-glance&nodeID=465392&store=books)
を書いてくださった方がいて、
その方が書いた他のレビューも読ませていただいたが、
日本史の専門家の方というよりは一般の読者のようにお見受けしました。
非常に的確なご指摘で、感謝しております。
「確かな歴史観に裏打ちされた良質なフィクション」とは私には最高の褒め言葉です。
「歴史に基づかないいいかげんなドキュメンタリー」の逆ということですよね。
私自身は理系なので歴史の高等教育を受けたわけではなくて独学なのだけど
(古文と漢文はIIまでやったけど)、
ごく普通の読者が一気に読めてしまったというのに驚いている。
もちろん私も誰にも読めないような難解な話を書くつもりはなく、
「読んで楽しくためになる」ものを書いているつもりだけど、
たぶん一般読者には読めないのだろうなと尻込みしていた。
たとえば和歌や古文に特に現代語訳を付けてないところがあって、
高校古文II程度の学力があれば普通に読めるとは思うが、
世の中そんな人ばかりではないはず。
『将軍家の仲人』なども読めない人とさらっと読んでしまうひとがいる。
読める人のために信じるように書けばよいということだと思った。
追記: 今ちょっと読み返してみたのだが、
最後の、後白河院に頼朝が謁見するあたりが、かなりわかりにくい。
もう少しなんとかしなきゃならないなと思う。
まあ、これはこれで、このまま放置するという手もあるのだが。