アメリカは本当に利下げをするのか

このままアメリカの失業率がどんどん増えていくとする。アメリカは企業も銀行も個人もみんな借金をして金を作っているから、つまり、株を現物でなく信用取引しているようなものなので、失業者は借金が払えず破産する。破産する人が増えれば銀行が倒産する。企業は信用が縮小してものが売れなくなるから不況になる。

だからアメリカは失業者をこれ以上増やさないために利下げをするのか。

消費者も企業も銀行も、いくら借金をしても国が金利を下げてくれて救ってくれるに違いないとたかをくくってさらに借金をする。その連鎖が今のアメリカなわけで、アメリカ中央銀行はここらでちょっとお灸をすえなきゃならんと思い始めているかもしれない。今まで中央銀行は警告を無視して借金し続けるアメリカ人らに煮え湯を飲まされてきたのだ。

もし失業率が増えても金利を下げなければ、借金体質の個人や銀行や企業は市場から淘汰される。残った人々も、怖くて借金をできなくなるかもしれない。問題は後先考えず、政府や中央銀行に頼り切ってどんどん借金する連中が悪いのかもしれない。そこをちょっと是正するためにしばらく金利を据え置いてやろうかなーと考えているのではなかろうか。

いずれにしても、失業率が上がったから利下げしますではこれまでと同じことを繰り返すだけなので、利下げするふりをして実はしませーん、利下げするけどちょっとしかしませんみたいなことはやってくるかもしれない。アメリカもいつまでもいつまでも貧乏なくせに贅沢ばかりしたがる弱者を救済しないのではないかという話。

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