地味な中高年齢者向け中編恋愛歴史小説

投稿者: | 2010年10月31日

最初BLの短編歴史小説を書こうとしたのだが、それからだんだん中編の仏徒列伝のようになってきて、
しかしその中の一人が勝手にどんどん動き出したので、
途中から予定を変更して短編の(普通の男女の)恋愛歴史小説を書き始めたのだが、
これが次第にぶよぶよとふくらんできたので、
結果的に極めて地味でまったりとした恋愛小説風の中編歴史小説になってしまった。
たぶん年齢層的には四十代以上、おじいさんやおばあさん向けなのではなかろうか。
また途中からかなりフィクションが混じったり実名だと差し障りもあるので、
純粋な歴史小説というよりは時代小説に近いものになった気がする。

こういう「地味な中高年齢者向け中編恋愛歴史小説」というものがだ、
もちろん書いていて自分は楽しいし、読んでも面白いのだが、
一般受けしなければ意味がないのではなかろうか。
そもそも五十代、六十代の人たちの心境というものは、体験したことがないからわからないわけだよなあ。

短編だと、一気に書けて、しかもクライマックスだけを書くわけだから、締まってて面白いとは思う。
最初は短編の方が書きやすいと思っていたが、案外書けないものだということがわかった。
というか、最初書き始めはいつも短編なわけだが、どんどんいろいろ肉を付けてしまうので、
そうはならないのだ。
そうだなあ。
いろいろとディテイルを書いた方が小説らしくなるんだが、ディテイルを書き出すと短編というより中編に近くなる。
ディテイルのない生の短編というのはやはり自分の内面が激しく露呈するから怖い。
自然といろいろ目くらましをしたような中編ぐらいの方がおさまりがよい。
もう一つの理由としてはやはり蘊蓄を語りたくなるというのがある。
蘊蓄話をすると自然に話が冗長になる。まあそれはそれで仕方あるまい。

ところで今更だが、芥川龍之介というのは、今昔物語のリメイクみたいな短編ものが多くて人気もあるが、
なぜあれがそんなに良いのだろうか。不思議だ。
やはり単なるリメイクにしか見えない。芋がゆ、鼻、羅生門。

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