万kW

しつこいようだが、日経新聞を読むと、万kWは「万㌔㍗」と表記されていた(笑)。
さらに「京ベクレル」などという表記も。
日経は経済新聞として、日本の新聞は、メートル法が定めているメガ・ギガ・テラ・・・ではなく、
千万億兆京垓・・・を使うべきであると考えているようだ。
しかし、キロは例外的に使ってもよく、数字は三桁でコンマを打つのであろう。
うーむ。

うーんと、1京は、10の16乗、10の15乗がペタだから、1京は10ペタだな。
だから1京ベクレルは10ペタベクレルというべきなのでは。

パスタソースのレトルトパック

しつこいようだが、私は、職場で一人分、蕎麦やパスタや素麺をゆでて食べるもんだから、気になるのだが、
最近のレトルトパックは銀色ではなくて、透明で中が見えるようになっているものがある。
むろん中が見えないより見えた方が良いのに違いない。
それから、あけくちが細口と広口が用意されており、どちらも手で簡単に開けられる、と書いてある。
しかし私は、広口のほうを、さくっとはさみで切ってあけてしまう。
これが一番便利で楽に決まってる。
もっと言えば、中身が見えない、昔のレトルトパックであっても全然かまわない。
私のような人間の方が、ずっと多いに違いない。

転封

転封というのは、漠然と、征夷大将軍が大名に対して行うものだと思われているのだが、
豊臣秀吉が徳川家康に対して行った例もある。このときの秀吉の官職というのは、関白とか太政大臣といったものだった。
Wikipedia では、転封というのは、秀吉が家康に対して行ったのが最初のように書いてあるが、
室町幕府でも、守護大名の領国の任免などを行っていたはずであり、これも転封の一種なのではないか。
というより、徳川幕府の時代のたびたびの転封というのは、
室町幕府が征夷大将軍という官職で行った守護大名支配を踏襲したものに違いない。
興味深いのは、明治政府が徳川慶喜に対して行った転封である。
慶喜は「駿府藩」に転封になっている。
一体誰がどのような権限で元征夷大将軍に対して、転封を行ったのか。

『続徳川実記』などを読んでみれば、おおよそ書いてあるのではなかろうかと思うが、
中心人物は、三条実美であったろう。
この明治維新の折には、内大臣も太政大臣も居ない。
しかし、三条実美は太政大臣クラスの人物であって、いわゆる「七卿落ち」のメンバーの一人で、
薩長側の公卿ではあったが、徳川家の立場にも理解を示したと思われる。
三条実美は徳川家の家督を家達に継がせ、駿河に転封する形で徳川家を残し、
勝海舟に銘じて旗本らを、船で静岡に移住させたのだ。

山抜け

葉山嘉樹『山抜け』を読む。青空文庫には収録されてないようだ。
ググっても、ほとんど何の情報もない。
しかし、これは面白い。
ごく短い、短編。
木曽路の貧しい山村で、小学一年生になった女の子の家が、彼女が小学校へ行っている間に、山崩れで流され、孤児になってしまうという、
ただそれだけの話。
うーん、今、この時期に読んだから身につまされたのだろうか。
短編集の中でたまたまこれを最初に読んだ。
タイトルからして、何か、炭坑夫が山を脱走する話かと思ったが、山抜けとはつまり、山崩れのことなのだった。

R&D

デザイナーとかプランナーという人たちは、アイディアだけで勝負して、モノを作ると言っても、プロトタイプくらいまでしか作らないわけだ。
ある意味理系の技術者や研究者に似ていると言えなくもない。しかし、
R&Dとかリサーチアンドデベロップメントとか言うが、デザイナーの人たちが言う研究とか開発というのは、たとえばエンジニアの人がいうそれとは、
だいぶ違うような気がする。
たとえばリサーチと言ってるのはマーケティングのことを言ってたりするし、
その調査結果をもとに何かを開発するのだろう。だから、そこには営業とか経営というようなにおいが非常に強いのであって、
いわゆる技術者が考える基礎研究のようなものとはかなり遠い、と言ってよい。

ある時、私は、某ビューアーのプロトタイプを見たのだが、なかなか面白いインタラクティブなエフェクトが使われている。
しかし、この手のビューアーは、コンテンツの数が100を超えると破綻するだろう。
そして、コンテンツ数が100に満たない場合には、そもそもビューアーなど不要だ。
ある種のデータベースになっていて、さくっと検索かけたりブラウズできるようになってなきゃ、
ビューアーとは言えまい。
そういう、根本的な認識が、しばしば、一部のデザイナーと称する人たちに欠けているように思える。
もちろん企画を商品化するのはデザイナーの仕事ではない。プロデューサーの仕事だ。
開発するのはエンジニアやディレクターの仕事。
デザイナーは、自分の企画が通ればそれでよい。
通したあと、その商品が売れなくてもそれはデザイナーの責任ではないわな。

もう一つ最近驚いたのは、パスタソースの袋が、二箇所切れ目を入れるところがあり、
一箇所は手で一部をちぎるもの、
もうざっくり大きく手でちぎるもの。
これもやはりデザインのしすぎであろう。
顧客はこんな複雑なシステムをパスタソースに期待してはいないはず。
でも、どうしてもやりたくて仕方なかったんだなあ。

万キロワット

いったい、ソースはどこなのか。政府なのか東京電力なのか、それともマスコミが使っているのか。
1万kW = 10000kW = 10MW、5000万kW = 50000MW = 50GW。
GW だとゴールデンウィークみたいかな。
しかし、マイクロだとかミリだとかテラだとか、日本国民はメートル法にちょっとは詳しくなったかな。

site:go.jp 万キロワット

とかでググるとわらわら出てくるから、政府がもともと使ってるんだわな。

万kW

[確かに](http://blog.livedoor.jp/okkydokky/archives/51226318.html)、
最近1000万kWとか4000万kWとか、そういう話が多いのだが、
4000万kWというのは40GW (ギガワット)だよな。

ついでに言えば、Back to the Futureでジゴワット(jigowatt) と言ってるのはギガワットのことだよな。デロリアンが時空を超えるには1GW、つまり、東京電力の供給可能電力の約50分の1ってことかいな。

棟梁三代記

[棟梁三代記](http://p.booklog.jp/book/24015)をパブーに公開した。
やってみると、けっこう面白い。

この、棟梁三代記というのは、まあ自分で没にしたもので、
というのは、長さと内容が中途半端だったからだが、
こうしてオンラインで、一部無料、一部有料で読むにはちょうど良い分量ではなかろうか。

しかし、改めて読んでみると、ずいぶんひねくれた小説だよな、これ。

パブーは印税7割であるから、100円の値をつければ70円が入る。
紙の書籍だと普通印税は1割だから、70円もらうには一冊700円の値をつけねばならぬよな。
棟梁三代記は100枚くらいの、短編と中編の間くらいなので、
紙で出版するには、700円でも高いくらいだと思う。
まあともかく、途中まで読んで最後まで読みたくなった人には100円払ってもらうというシステムで、
どのくらいの人が買ってくれるものなのだろうか。

有料にしてみた。

[トゥエンティ・トゥエンティ](http://p.booklog.jp/book/23991)を有料にしてみた。
ページを3ページに分けて、前半部分(1ページ目)までは無料で読める。
結末が知りたければ100円という仕組み。
ついでに当分チャリティーにすることにした。
どのくらい売れるものなのだろうか。