あほなAIにあほなマーケティング
最近、エウメネスの売り上げが落ちてきているのだがこれにはいろいろ思い当たるふしがある。 私の小説の中でエウメネスだけが割と読まれていた。それほどの収益にはならないが、売れ続けているということで、書き続けよう、完結させようという気にさせてくれた。 なぜエウメネスだけが売れ他は売れないかというからくりにはもうとっくに気づいている。「ヒストリエ」というマンガがあり、その主人公がエウメネスで、エウメネスについてもっと知りたいという人がネットかアマゾンで検索すると割と上位に私の小説がでてきて、それで読まれていたというわけだ。私がエウメネスを書いたのはいつだったかこまかなことはすぐには思い出せないが、エウメネス1をkindleで出したのは2013年。つまりkindleが始まってすぐに出したわけだが、この頃はエウメネスに関して書かれた書物はほぼなかったから、自然と私の小説が読まれることになったわけだ。 私は別に「ヒストリエ」を意識して、ましてやそのマーケティングに乗っかろうと思って「エウメネス」を書いたわけではない。逆に、なぜ「エウメネス」だけ売れるのか調べていて「ヒストリエ」の存在、というか内容を知ったのである。「ヒストリエ」がなければ私の小説が読まれているはずがない。内心忸怩たる思いはありつつ、しかしもしかしたらごく一部の人は私の小説を愛好してくれているかもしれない、「ヒストリエ」をきっかけ… 続きを読む »