ミステリー

ネットぐるぐるしてたら[「将軍家の仲人」のレビュー](http://book.akahoshitakuya.com/b/B00BAE2OZE)
を見付けた。
すごくちゃんと読んでくれていて嬉しい。

一応、補足しておくけど、新井白石が家継の仲人になったという史実は確認されてない。
少なくとも私が調べた範囲ではない。
でも白石が仲人役をやった可能性は高い。
白石でなければ京都所司代がやったかもしれないし、
近衛基煕が自ら霊元院に働きかけた可能性もある。
そんな史実が残っていればそれを利用するが、
undefined ならそこをフィクションで都合の良いようにおぎなって小説に仕立てる。
近衛基煕の日記とかにすでに記載されているおそれもある。
私はそこまで一次資料に当たって書いているわけではない。

白石と喜世が懇意だったという証拠もない。
ここもフィクション。
間部詮房が代々甲斐の地侍の家柄だったという設定も、フィクション。
私の歴史小説の書き方はだいたいいつもそんな感じ。
宮将軍説にしてもこれは私独自の解釈なんだけど、
他の歴史小説にも独自解釈を必ず盛り込んでいる。
それをフィクションというか論説とみるかはともかく。
どこがフィクションでどこか史実かを見分けるくらい深読みしてくれると作者としては非常に嬉しい。

小説には書かれてないけど、史実では、家継と皇女八十宮の婚姻は家継が死んで実現しなかった。
息子夫婦と京都見物できなくて喜世も悲しんだだろう。
でもそこまで書くと野暮だから書いてない。
ていうかむしろわざと書かない。
「エウメネス」もスーサの合同結婚式やアレクサンドロス大王がバビロンで即位するとか、
エウメネスがディアドコイ戦争の将軍の一人になるとかアパマがセレウコスと結婚するとか、
などということはわざと書かない。
写真の一部を切り抜くようにして作品密度を高めるという手法。
一種のモンタージュ手法?
印象的な部分だけ残してつないで後は捨てる。

「紫峰軒」も無料配布数があまり伸びずにやきもきしていたが、
だいたいいつもどおりくらい読まれているようなので安心した。
目立つことはやはり必要だ。

自分で挿絵や表紙を書かず知り合いに頼んで共著で出すことを考えている。
表紙の絵で引きつけるのは重要だと思う。

今は、半七捕物帳をヒントにした推理小説を書こうかと考えている。
今の時代、一番売れるのはやはりミステリーか推理小説。
さもなくばファンタジー。
歴史物は、一部にファンが居るとしても数は出ない。
岡本綺堂は西洋のミステリーものを輸入しながら、
それを明治、大正ではなく一つ前の江戸時代に応用した。
歴史物語として読んでも面白い。
私の主な守備範囲は、たぶん、道長から義政くらいまでの日本史、
もしくはイタリアから東ローマかペルシャとかなんで、
そのへんをネタにミステリーを書いてみたい。

たとえば「源平捕物帖」みたいな(笑)。
知識がなくても楽しめて、知識があればなお面白いみたいなのにしたい。
ミステリーとは言ってないが「紫峰軒」「将軍家の仲人」「安藤レイ」「超ヒモ理論」なんかは一種の推理小説なんで、
書けないことはない気がしてきた。
どういう結末になるか読者に推理させる小説って、広い意味で推理小説だよね。
そこに事件とか探偵とか警部とか岡っ引きとか同心とかが出てくるといわゆるシャーロックホームズ由来の定石踏んだミステリーになるわけだが、
武士にも検非違使とか兵衛とか北面の武士とか京都勤番とかいるわけだから、
そこらで適当にミステリー仕立てにできると思う。
たぶんまだほとんどやられてないと思う。
前例あるんかな。

つか、まずミステリー小説新人賞とかに応募してみるとか。

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