まあ、ふつうの作家も、自分の作品全部が良いできばえだとは思ってないだろうけど、
しばらく時間をおいてみると、
できのよしあしが感じられてくるようになる。
将軍放浪記、将軍家の仲人、エウメネス、巨鐘を撞く者、この四つは、まあおすすめできる。
おもしろいと感じるかどうかは人によると思うが。
基本的に将軍放浪記の流れでできている。
安藤レイと紫峰軒は現代もので、これも好みはわかれるかしれんが、普通に読めると思う。
アルプスの少女デーテ、川越素描、司書夢譚は、
たぶん読みにくい。長編、なんだよね。読んで読めなくはないと思うが。
読みにくくてもおもしろいところだけ拾って読める人にはいいかもしれん。
墨西綺譚は習作なんで、これはもうどうにもしがたい。このまま読んでもらうしかない。
西行秘伝と、古今和歌集の真相は、まあ、悪くはないが、
ここのブログと同じでうだうだだらだら書いている箇所があって、
それもまあ味だと思って読んでもらえればいいんだが、
たぶん読みにくいと思う。
うまい書き方を見つけられてないから書き換えなきゃならないと思うが、
どう書き換えてよいかもわからない状態。
ブログ以上、小説(論説)未満な状態、というか。
スース、遼子、超ヒモ理論に関しては、
こいつらはまあ最初から色モノとして書いたものなので、
自分の中でもどう評価して良いのかわからん。
ここらをどう伸ばしていくかも現時点で決めかねている。
なんか第三者の意見とか参考にしたほうがよいかもしれん。
なんか一度全部出版停止にしたい気にもなるが、
無料キャンペーンでもしない限り売れないし、
ということは読まれもしないわけだから、
しばらく放置ということで良いと思う。
エウメネスと将軍放浪記がたまに忘れた頃に売れるんだが、それも今までどおりで良いと思う。
しばらく頭を冷やしたい気分だ。