異同歌

投稿者: | 2014年3月29日

> 我が背子に またも逢はむと 思へばか 今朝の別れの かなしかりつる

> 我が背子に または逢はじと 思へばか 今朝の別れの すべなかりつる

明らかに同じ歌であるが、微妙にニュアンスが違う。
こういう歌が、調べ出すとかなりたくさんある。
最初のがおそらくはオリジナルだが、
二番目のほうが明らかにできがよい、と思う。

> 春立たば 咲かむと思ひし 梅の花 めづらしみにや 人の折るらむ

> 春立たば 咲かむと思ひし 梅の花 めづらしげにや 人の折るらむ

> 春立たば 咲かばと思ひし 梅の花 めづらしみにや 人の折るらむ

いずれも貫之の歌。
真ん中が現代人には一番わかり良いが、
三番目のが一番オリジナルに近いか。

こういうのは改変かもしれないしそうでははないかもしれん。
特に古い、詠み人しらずの歌などはそもそも異同歌があって当然だろう。
貫之のも詠草がそのまま残ったのかもしれんし。
後で変えたのかもしれんし。
或いは単なる転記ミスかもしれん。

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