胸焼けとじんましんは年老いた私の宿痾となってしまった。
せいぜい飲酒を減らそう。
有利子の奨学金が、とか、国立大学は学費無料に(あるいはもっと安く)、などの話があるのだが、
たとえば東大の学生は今やほとんど高学歴高収入の家庭の子であって、
そういう人の学費を無料にしてやることにはほとんど意味がない。
ほんとうに貧乏な家庭の子であれば、たいていの大学では学費免除・減免などの制度がある。
優秀な学生が欲しい私学などは特待生制度などを用意している。
例えば近畿大学では四年間授業料と教育充実費の全額を免除する制度があるようだ。
学力が高いのだが、貧乏なために、大学に進学できないという、「社会的損失」な事例というのは、
ほとんどのケースでは救済されていると思われるのである。
もし救済されてないのならばなんとかしなくてはならないが、問題はそれ以外の場合である。
そのような恩恵にあずかれない(つまり学力が並か低い)のに、どうしても大学に行きたい、
或いは保護者がなんとか大学くらい行かせたいのであれば、すれば良い。
奨学金が貰えるあてがなく、従って有利子で返済義務のある奨学金を借りてまで大学に行きたいというのは、
大学に行ったほうが生涯賃金が多くなるという計算によるわけで、
それは自己責任というべきだろう。
子供が減って、短大や専門学校はほとんど四大に改組されてしまった。
つまりかつては短大生や専門学校生レベルだった大学生がたくさんいるわけである。
そういう人たちにも、奨学金を与えて安易に大学に進学できるようにすることには問題がある。
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