人生は面白いとかつまらないというのはしょせん気の持ち方次第なので、死ぬまで適当におもしろおかしく生きればそれで良いのだと思う。
結局私は飽きっぽいのだと思う。引っ越しは好きで良くやった。転職も最初の仕事を4年やって移り、さらに4年後また転職した。そうやって4年おきに転職していればたぶん気が紛れたのだろうが、今の仕事はもう20年以上やっている。長くやればやるほどやる気が出る人もいるのかもしれないが、私はだめだ。新しく越してきた町ならばどこも知らないから散歩するだけでも気が紛れる。新しい飲み屋を巡ってみることもできる。しかし20年以上住んでると新しいことは何もない。再開発があって新しいビルが建つくらいのことだ。
これもまた年齢が関係している。若いうちは気安く転職、引っ越しできたが、今はもう無理だ。同じことを定年まで続けるしかない。最初は楽しくやりがいがあった仕事も今ではなんの興味もない。同じテーマをしつこく掘り下げる人もいるかもしれないが私はそういうタイプの人間ではない。
じゃあなにか新しいことを無理やりやってみるとか?やろうとしたことはある。安アパートを職場の近くに借りて住んでみるとか。しかしあまりおもしろくはなかった。というか、年をとればとるほど何もかもめんどくさく億劫になるし、なんだか疲れる。後他人に関わるのが怖くなる。非常に臆病にもなった。自分としては普通にしゃべったりしているつもりなのに相手が傷ついたとか言われるともうできるだけ他人とは関わらないようにしようという気になる。
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