給付金請求

入院4日目(退院)。

何事も問題無く朝10時に退院。入院時に既に必要な保険証等(マイナンバーカードを含む)を提示済みだったので、会計カウンターでクレジットカードで支払って領収書と診療明細書等を受け取るのみ。差額ベッド代と食費は保険対象外。

「安藤レイ」を読み直すとひたすらイヤホンしてテレビを見ていたらしい。私は今やテレビなんてまったく見ないし、当時も普段そんなに見るほうではなかったのだが、ネット環境がないのでテレビ以外にヒマを潰す方法がない。NHK総合の朝のニュースを延々と見ていた。当時、鈴木奈穂子とか渡辺蘭が出てた。今はテレビなんかみるまでもない。u-next でも netflix でも見放題(もちろん病院のではなくて個人のアカウントで)なのだし、なんならノートPCで仕事したり執筆活動したりもできる。

だからテレビや冷蔵庫が無料な差額ベッドなんかちっともうれしくない。しかし世間一般の人たちはテレビをみるものであるから、そんなに不満も出ないのかもしれない。

それで、差額ベッド代と食費を合わせて1日あたりおよそ1万円かかった。しょうがない。

私が入っている某生命保険会社はペーパーレス化を進めていて私はすでにオンラインサービスにアカウントを持っていたので、給付金の請求も全部オンラインでやってみる。

以前はまず電話して生命保険会社から必要書類を郵送してもらい、病院から診断書を発行してもらい、それらを生命保険会社に郵送して、承認されればお金が振り込まれていた。

しかし今回は、スマホで診療明細書(全3ページ)の写真を撮るだけで、後は必要事項を入力して給付金を請求することができた。ものの30分ほどで済んだ。入院期間、病名、手術名などは診療明細からある程度まで自動認識できるようだ。すごいね。ていうか入院記録も全部マイナンバーカードで参照できるようにすりゃいいだけだよな。確定申告も。全部。そういう時代はまもなく来るに違いない。

2000年の頃だったか香港旅行したとき地下鉄にはオクトパス(八達通)というICカードがあった。その後日本でもSUICA ができ PASMO ができた。バーコード読み取りの決済はむしろ退化にみえる。さっさと全部マイナンバーカードでなんでもできるようになってほしい。東京国立博物館の入場口見てると、オンライン予約やら当日券やら学生証やら教職員証やら(東京藝大の学生は無料で入れるんだよね?)障害者手帳やら、チケットがまったく統一されてないから、自動化できない。チケットもぎりの学芸員の人がいちいちチェックしている。ものすごい労働力の無駄に思える。

まあ、めんどくさいっちゃめんどくさいんだが、でもこんなに短時間で済んだのはすばらしいことだと思う。

昔はNHKのニュースも今より面白かったように思うが、実際にはただ単に今はニュースでみるものきくものすべてが嫌いになってしまっているだけで、ニュースというものは昔も今も全然大差ないのだろうと思う。

昔に比べてこらえ性がなくなった、というより、ありとあらゆるのものが不快に感じられるようになった(より正確に言えば好きでも嫌いでもない、別に気にならないものが減ってきた)。四人部屋で他の三人の誰かが寝ていれば必ずいびきをかく(もちろん私もかいているが自分のいびきには気付かないだけだろう)。相部屋で隣に客が来てだべっているのがいらいらして仕方ない。だからずっとノイズキャンセリングイヤホンをつけっぱなしだった。13年前46才で入院したときはいまほど気になってはいなかったはずだ。

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