中村真一郎著「頼山陽とその時代」を読み始める。
これはすごい。
頼山陽に少しでも興味がある人は必ず読むべき。
量が多すぎる。
しかしまあ、いろんなことが網羅されているのは良い。
入手しにくいだろうが、首都圏の図書館を片っ端からwebで検索すると意外とある。
通りすがるついでにいろいろ借りてみる。
刑死した三樹三郎については、第二部「山陽の一族」「四 山陽の三子」中に、
p143からp160まで詳しく書かれていてありがたい。
日本外史については第六部中の日本外史と日本政記についてを読めばだいたい、
中村真一郎という人がどう考えているかがわかる。
山陽と三樹三郎について
若き山陽は危機に陥った時、或いは狂乱し、或いは心神喪失状態になり、
いずれにせよ当人の人格的な責任は免れるだけの、動物的な自己保全の本能が発達していた。
いわば死んだ真似のうまい昆虫のようなところがあった。
などと書いていてかなり笑える。
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