刑務所の図書館

引き続き戸塚宏の「刑務所の三悪人」を読んでいるわけですが。

国際条約で、刑務所には図書館を作らなくてはならず、図書館を受刑者に使わせなくてはならないことになっているが、日本の刑務所では受刑者に図書館を使わせてないらしい。

図書館の蔵書も地方自治体の図書館のお下がりのようなもんばかりで、しかも赤川次郎とか西村京太郎とかそんなんばかりらしい。使い物にならんなー。

善良なる一市民として、国家権力にやむなく反逆することもあり得るし、良心に従って法律を犯すこともあり得るわけでしょう。それで刑務所に服役する。そういうとき自分の読みたい本を読みたいだけ読めるというのはやはり保証されてたいよね。

悪名高い肛門検査も今では人権的に問題があるとかで廃止されたらしいよ。田中角栄も戸塚宏もみんなやられたわけですよね。

静岡刑務所の三悪人

戸塚宏著「静岡刑務所の三悪人」飛鳥新書
を読んだ。戸塚宏の割と最近出た本らしい。戸塚先生、おもしろすぎます。

> 昔のインテリが、入獄するとひとつの外国語を習得したと言われるように、私も時間はたっぷりあるから、仏教を学ぶときに必須の言語であるパーリ語を学ぼうと思った。

> 受刑者たちは犯した罪によって序列が決まっており、思想犯は国家権力に立ち向かっているから最上級ランクになる。反省を拒否し、仮釈放も拒否した私も、そういった意味では思想犯だろう。

などなど。

松山千春の謎

最近松山千春のDVDを何枚も買った。

千春はいつもコンサートで赤いバラを一輪花瓶に挿して立てている。
なんか意味があるんだろーな。

私が確認した限りでは、千春は漆塗りのギターを少なくとも二つもっている。一つは不動明王、もうひとつは上り竜、軸の部分が象牙。漆にかぶれるから長くはもてないとか、もったいないからみせびらかすだけだとか言っているが、「もうひとりのガリレオ」では最初から最後まで上り竜の総漆塗りのギターで弾いていた。これはあれだよね。ふつうのファンからのプレゼントではあるまい。任侠関係の支援者からもらったものに違いない。

「もうひとりのガリレオ」の「季節の中で」は絶唱。ギター一本切りで聴かせてくれます。すげえよ千春。

全く関係ないことだが、秋葉原をぶらついてて「ガンダム無双」見た。ついでにYouTubeでも見た。買わない。こんなの絶対買わない。「ガンダムオペレーショントロイ」はまだ姿形もない。はようだしてくれ。

男たちの大和

「男たちの大和」を借りてくる。
正直、コメントしにくい。
甲板で柔道とか剣道やってるのがなんかリアル。
遺体を海軍旗にくるんで海軍ラッパ「海ゆかば」を奏でながら海に葬る。
知識として知ってはいるがこうして映像で見せられると、なんと言っていいか困る。
そして普通の人はそういうディテールまでは知らんのだろうなと思いながら、眺めてみたりする。
ちなみに軍隊ラッパは、なんとか鳴らせるようにはなったが、
五音階あるらしいがまだ全然制御できない。

なんというか、作りがなあ。これは遊就館と同じなんだな、作りが。

ふだん松山千春のカラオケ歌ってDVDも買ってる者として、松山千春と会津子鉄会の関係がどうしても気になる。任侠、しかしそんなきれい事なやくざなんているのかと。

バナナカルピスサワー、略してバナカルサワーというものを飲んで、なんかどこかで聞いたような名前だと思ったら、バーナクル。
天井にフジツボみたいなのがくっついてて触手を垂らしてくるあれ。しかし一般人に説明しても誰も興味を示さない。

最近Gears of Warを始めた。難易度を三段階選べる。一番簡単なのは「ウィークエンドシューター」向け。なんか久しぶりにカチンときた。どうせ私はFPSはノーマルモードでは難しくてクリアできないよ。日曜ゲーマーだよ。なんか難しいよGears of War。

それはそうと、もうすぐ「ガンダムオペレーショントロイ」が発売されるが、私の周りの誰一人として期待していない。

ていうかGears of WarはFPSではなくてTPSだな。

匿名製作委員会

今日はいつもの飲み屋で喧嘩した。 とにかく速く帰りたくて勘定すませて釣りももらわず帰った。

それはそうと。

匿名の製作委員会というのが今ははやりらしく、「踊る大捜査線」で当たったのが始まりだという。

思うに、日本には健全なベンチャーキャピタルが育たず、シリコンバレーでは毎年何十兆円もの投資が行われていると。 しかし、匿名製作委員会というのはつまりベンチャーキャピタルのことですよね。ファンドのようなものかもしれない。

日本でも一部ではすでにベンチャーキャピタルが育ちはじめているのかもしれないなあと。

それはそうと「踊る大捜査線」は大嫌い。現場の公務員が職務規程に従わずに自分の判断で行動するなど許せない。 226事件とどこがちがうんですか。 公務員が上司に従わないということは国会に従わないということ、つまりは納税者に従わないということ。 国民に、警察組織の問題を訴えたければ、国会議員に立候補すべきで、選挙で正当に選ばれた代表を通じて行動すべきであって、現場の判断で勝手に行動してよいことにはならない。

身内の警察官が死んだり怪我をしたら本気で敵討ちですか。 つまり民間人が犠牲になったときは相対的に本気で仕事してないということだよね。

状況的に公務員が機密をリークしなくてはならないことはあるかもしれん。しかしそんな国家の利益がとか切迫した状況ではなくただ現場の公務員が自分勝手に暴走しているだけではないか。こんなドラマが大ヒットしたこと自体許せない。 一国民として許せない。

秋が終わると冬が来る

今日はカラオケで「私がおばさんになっても」を歌った。

秋が終わると冬が来る、ほんとに早いわ~♪
まったくそのとおり!
森高千里の歌に涙した。

それはそうともう11月だというのに私は未だにTシャツ一枚ですよ。
なんかね、もう、暑くてたまらない。
重ね着すると胸と腹の間のくぼみに汗がたまって気持ち悪い。
デブだからなのか。
デブだから寒くないのカー。

みんなもう長袖です。私が異常なのだろうな、たぶん。

近藤真彦の愚か者も歌った。
「ここは愚か者の酒場さ~」と歌うと周りの客やママが微妙に引いた気がした。

今日の兄村

きょうもあほみたいにカラオケ歌った。

愛、覚えていますか。
砂の十字架
男なら
September by 竹内マリア
たとえば…たとえば by 渡辺まち子
青い鳥をみつけたよ by タイガース
戦士の休息
圭子の夢は夜開く
風を集めて

なんか歌いまくった。
戦士の休息はかなり軍歌。
男ならはもともと戦前は軍歌だったのだが、カラオケに収録されているのは少ししょぼい。

風を集めてはわりと歌いやすい。

愛、覚えていますかは自分でうたってもいいが、やはり女性に歌ってほしいものだ、しかしあまりにもマイナー過ぎて誰もしらん。

ラ・セーヌは今日も流れる~
もなかなかよい。
花売り娘は知ってる~

みなしごのバラードも良い。
しかしあまり歌うと嫌われる。

まあそれだけですけど。

冥王星

なんか世間と感覚がずれているのかな。
冥王星なんてどうでもいいし。
ていうかほんとの科学者ならあっそうで終わりじゃないの。
科学者じゃない連中の琴線に触れる部分があるんじゃないかなとか。
そうじゃなきゃこんな大騒ぎしないでしょ。
教育関係者とか、インテリってこういう話好きだよな。
立花某とか専門でもなきゃわかりもしないくせに科学談義大好きだしな。
子供の頃小学校で「一番遠い惑星は冥王星です」って教わりましたみたいなノスタルジー。
科学的な客観的事実とか、科学者どうしが決めたクライテリアよりも、
検定教科書になんと記述されているか、
教育指導要領にはどのように定められているか、
入試にはどのように出題されるか、
その方が100倍重要なんだろう。
明らかに科学的態度からは乖離しているよね?
果ては「科学者の傲慢」とか言い出す始末。
そのうち「科学は非民主的」とか言い出すよ。
アホかと。
だいたい論文の新規性や有効性だって査読者どうし話し合いで決めてるんだよ。
ノーベル賞の審査基準だってそうだろ。
今更なんだよって感じだよね。

「冥王星」って名前の響きはいいよね。
でも月より小さいひねこびた岩の固まりなんでしょ。

世論

憲法で保証されている言論の自由というのは国家権力に対する拘束を言うのであり、マスコミや政治家に対する一般市民によるテロ行為を、言論の弾圧だとか基本的人権の侵害だとか言うのは拡大解釈だと思う。
もちろん暴力を容認してよいと言っているつもりはない。
しかし、言論には言論で対抗せよと言っても、メディアを掌握してないものやインテリでないものは引っ込んでろといっているようなもんで、はなはだ乱暴な理屈だと思う。
そんな理屈で説明責任を果たしたつもりの言論人などいざというとき何の価値があるだろうか、みものだ。

ネットの匿名の「心ない発言」が問題になっているようだが、ならば飲み屋のオヤジ連中の無責任な発言も問題にすべきではないか。
文字になるかならないかの違いに過ぎない。
酔っぱらいオヤジ連中の国士気取りの戯言など昔からある。
同様に侵略されりゃ無条件降伏すれば良いという団塊世代の思考停止論もある。
そもそもこういう一般大衆の本音というものは、規制することも否定することもできぬ。
事実そのものだからだ。

マスメディアと世論がいかにして乖離しまたは同調するかというのはおもしろそうな話だなぁ。
マスコミといっても一般大衆が読みたいと思うものを書いてるにすぎぬ。
大衆が読みたいものを書けば売り上げが伸びる。
誰も市場原理に逆らうことはできぬ。
世論というのは過激なことを言っているようで実は保守的なものであり、やはりきちんと均すと世論(サイレントマジョリティと言うべきか)はその時代時代ではおおむね正しい。
どちらかと言えば間違っているのはマスコミなのだが、世論と乖離し間違えば間違うほどマスコミは暴走するのだよね。

政治家はある人から感謝されると同時に他の人には恨まれるかもしれない。
恨まれるからといってへいこらしていては政治家としてつとまらない。
人に恨まれるのを覚悟していないと政治家はつとまらない。
特に一般大衆に恨まれればどうなるかわからない。
政治家など今も昔もそんなものではないのか。
人に恨まれるのが嫌なら政治家や医者や弁護士など、人の人生を簡単に左右してしまうような仕事につかねばよい。
それだけのことではないか。