ナチスの手口を学ぶ

まあ、あれだな。
わざわざ口出すようなことではないが、
橋下が「たんなるブラックジョーク」と言ってたのが当たってると思う。
それを前提として「たんなるブラックジョークじゃすまないだろ」と抗議しているのが反ナチス団体。
身内の集会で、しかし完全にクローズドではなく、
朝日の記者もいて、音声録音してテープおこしもした。

明らかにオウンゴールみたいなもんだな。
公人が、副総理が言うのはまずいだろうな。

「ナチスの手口を学ぶ」というわざと毒のある言い方も、それに対して笑いが起きたのも、
身内向けのジョークのつもりだったのだろうと思うよ、話し手も聞き手の側も。
ふだんからそういうジョークは言ってたのだろうな。
つか、普段から彼がプライベートでどういう羽目の外し方をしてるか知っているともっと正確に判断できるんだろうけど。
そういうところに「潜入取材」すれば面白いネタはとれるだろうね。

全体の趣旨としては、「ナチスの手口を学んでこっそり改憲しよう」というよりは、
「いくら国民の支持が高くても、改憲はナチスのようにすんなりとはいかないだろう、とくにマスコミが騒ぎすぎる。冷静にきちんと議論をして改憲しましょう。」
ということだと思うなあ。

まあ、この世は誤読と誤解の洪水なんだから、言わんで良いことを言ってしまったよな。

ホテルオークラで一杯一万円の晩酌ってところからして、脇は甘い罠。
張り付いてたら何かしらの自殺点は稼ぐ人だろうな。
そうやって敵失をしつこく取材して回って、
大局なんてどうでもいいとかいう行動をとるから嫌われるんじゃないの。
マスコミというより、パパラッチだよな。

[「ナチス憲法」を引き合いにした麻生太郎副総理発言について](http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2013/08/post-4f68.html)
を読んでさらに追記すると、
「ナチスの手口を学んではどうか」とは
「ナチスのやり方ならすんなり改憲できるかもしれんが、我々は民主的な手続きを踏むのだから
(靖国報道などと同じでマスコミを封じ込めることもできない)、改憲は困難だろう。」
というような意味だったろうと思う。
ま、おんなじことの繰り返しだが。

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