高みに登るとそれまで見えてないかった景色が見えてくるわけであり、
自分が登ってきた道がものすごく迂回してたことも見えるし、
さらに登らなくてはならない遠くの峰が見えてくる。

それでいつまでたっても加筆修正が終わらないのだが、
それは藤原定家のときも同じだった。
今、あのときとまったく同じことを体験しているわけだ。
あのときは適当なところで打ち切った。
今回はどこまでいくかしらない。
だが、本というものは、当たればまた次も書かせてもらえるものなのだから、
まず今考えるべきことは、次も書かせてもらえるクオリティのもの、
後に残して悔いないものを仕上げるということだろうと思う。

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