アメリカ人の借金、借金、などでもすでに書いたのだが、借り換えのことを一般的にはリファイナンスと言い、聞こえはかっこいいが、かなりやばいもののようだ。
住宅ローンを都市銀行なんかから借りるときには審査が厳しくてなかなか借りられないのだろうが、デビットカードやクレジットカードの借金を住宅ローンにまとめるというリファイナンスを日本でもやってる業者がなくはないらしい。つまり住宅ローンを街金や消費者金融のところから借りているということだと思うが、それはそれでそれなりの金利を取られるのだろう。
好景気で、金融緩和で、利子が低く、かつ不動産価格が値上がりし続けていればこのリファイナンスというもので借金をすればするほど、借り換えをすればするほどに儲かるという異常事態がアメリカには15年ばかり前から現れていたらしい。
リファイナンス自体は、条件さえ整っていれば有効な手段だと思うが、状況が変化するとかなりやばいトラップ。サブプライムローンと同じ。
アメリカは今も金融緩和し続けている。これは政府がそうしようと思いさえすればできることなので、今後も続けるつもりかもしれないが、金利は上がったまま下がらないし、不動産価格は商業不動産から下がり始めている。
中国のバブルがはじけたのは明白になったし、アメリカ大統領選挙が終わったあたりに大きなリセッションがくる可能性はかなり高いと思う。なので私もできるだけ株は安くで買い、買うとしても必要なナンピン買いだけして、利益の出るうちに売れるものは売っておこうと思っている。売っといて、安くなったときに買いなおせばよい、と思っている。売ったあとに値上がりしてしまったなと思うこともあるわけだが。
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