玉勝間を読んでいるのだが、
これはまあごくふつうの随筆、短文集。
「酒を酌みて飲む」とは唐国のしわざであって皇国にはいにしへも今もない、
古くは歌にも文にも「酒を酌む」とは言わなかった、と。ただ単に「酒を飲む」と言うべきだと書いてある。
まあ、それはそうかもしれんが。
たまには「酒を酌む」と言いたくなることもある。
堀川院百首にあるという歌
> あしがらの山の峠にけふきてぞふじの高根のほどは知らるる
まったく足柄峠から金時山に至る尾根道をたどると御殿場あたりの裾野の奥に、広々と富士山がよく見える。
箱根、芦ノ湖あたりは駒ヶ岳などがじゃまをしてあまり見えないのだ。
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