柳橋新誌。
> およそ酒楼各家、あしたに起き、若い者をして日本橋に赴いて魚を買わしむ。
帰って客を迎ふ。
客知らずして早くに至れば、すなわち辞して曰く、
「河岸がまだ帰りません」と。
故に客の来たる、四つ(午前十時)に始まる。
士あり商あり、豪農あり、良工あり。
なるほど、このころ江戸の魚河岸は、やはり日本橋にあったのだなあ。
夏は、湯殿で汗を流してから酒を飲む。
銭湯のようにやかましく穢れてはいない。
おのおのの店の紋や名を染めた浴衣を着せる、とある。
今のスーパー銭湯のようなものか。
いやあ。面白いわこれは。
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