日本ゲーム産業の凋落というが、それは1990年代後半から始まっていた。
Doom、Quake、Half-Life、Counter-Strike などと続いた新しい潮流を、日本のゲーム業界は完全に無視した。
このとき何らかの手を打っていれば、大きく違ってきたはずだが。
2004年に Half-Life 2が出てもまだ日本のゲーム業界は眠ったままだった。
日本のゲームはゲームバランスが優れているとか、老若男女が楽しめるゲーム、とか。
そういう伝統工芸的・職人芸的な価値観にこだわり続けた。
彼らは、初代 Call of Duty や CoD2 の意味にも気付かなかった。しかし、
CoD MW2 によってやっと目を覚ましたのだ。遅すぎる覚醒だ。
浦賀まで黒船が来ればだれでも負けたことに気づくにきまっているのだが。
それはそうとある種の、電子紙芝居みたいな、インタラクションといえばエンターキー叩くだけ、
みたいなゲームのプレイ動画をアップされちゃあそりゃ困るわな。
あれは、普通の映像作品をそのままアップするのに限りなく近い。
が、CoD やトゥームレイダーみたいのは、プレイ動画が今や walkthrough とか time attack とかで必要不可欠になっているのではなかろうか。
制作者も動画がアップされても痛くもかゆくもなかろうし。むしろ喜んでいるのに違いない。
動画を見たからといって、プレイする体験とはまったく違うものだし、へたくそだとクリアできるとはまったく限らないしな。
ところで、steam weekend deal で resident evil と dead rising 2 が 50%オフらしいのだが、買ってみるか。
MGS よりは好きだよ。
ていうか steam の漢字フォントがどうみても台湾繁体字。あるいは香港かも。