思うに、完全に個人の感想レベルだが、
スペインのワインがうまいのは、普段現地で飲んで消費しているのと同じものを輸出にも回しているからだろう。
ブラジルはブラジル人が好きだからコーヒーを栽培したのではない。
今はブラジル人も好きなのかしれんが、
少なくとも最初のうちは、外国資本を投入するためのプランテーションとしてコーヒー栽培が始まった。
チリも同じなんじゃないか。
現地のチリ人がチリワインを毎日消費しているとは想像できない。
あのやたらと濃い、フルボディのピノノワールなんか飲んでると特にそう思う。
安いワインを大量生産して外貨を獲得するか、
海外資本が搾取しているか、そのどちらかではないのか。
毎日、日常的に、たくさんの人にのまれているワインのほうがうまいワインに違いない。
スペイン、それもバルセロナ地方なんてのは、まさにそんなところではなかろうか。
カリフォルニアワインはアメリカ人の好みなんだろうが、何の癖もなくて、
つまらない。
フランス人だってわざわざ国産の高くてこむつかしいワインを飲んでるはずはないと思う。
輸入物のほうが安ければそっちを飲むのじゃないか。
ワインのうまい店の見分け方だが、
ハウスワイン、グラスワインにもいちいち銘柄を書いているところはうまい。
ハウスワインに複数の銘柄があって選べるところはまず間違いなくうまい。
オーナーがワインを飲み慣れていて自信をもって勧めている証拠だ。
イタリア、スペインなどのワインがまんべんなくそろっているところはうまい。
フランスワインは高いから採算とれるにはかなり値段を高く設定しなきゃいけないはずだ。
そういうのを一つか二つ、
ラインナップに加えてるならともかく、フランスワインメインでそろえているところはたぶん良くない。
コストパフォーマンス的にはありえない。
ドイツワインとかはまずありえない。
それに対してハウスワイン、グラスワインとしか書いてないところはたいていまずい。
たぶん銘柄が一定してないのだろう。
へたすりゃ混ぜてるかもしれない。
オーナーもワインには関心ないのだ。
日本酒ならどんな安酒でも銘柄くらいは教えてくれる。
それさえしない店のワインがうまいわけはないわな。
ブドウの品種ごとに味が違うってことはわかった。
同じ品種だとほとんど違いがないような気がする。
最近コレステロール値があがり、血圧も上がったのは、体重が増えたせいだろうと思う。
要するに食べ過ぎなのだ。
痩せなくてはならない。