社会活動

私個人はどちらかといえば共産主義思想、社会主義思想に非常に共感できるほうだと思う。スウェーデンでは、今もそうかは知らないが、男子も女子も同じ更衣室、同じシャワー室を使うというが、別にそうなっても良いしならなくても良い。日本の公衆便所や銭湯が男女別になろうが同じになろうがどちらでも全然かまわない。人間なんて所詮チンパンジーかオランウータンから毛が抜け落ちた程度の存在なんだから、社会習慣が多少変わろうがたいしたことはない。

私にとって駅前の一等地をパチンコ屋が占めているのも、女性向けファッションの店が占めているのも、どちらも醜悪、俗悪、目障りなだけだ。テレビの番組なんてどれもこれも度し難い、低俗極まりないアジテーションだと思っている。しかし私は共産主義者であると同時に自由主義者でもあるので、他人の権利を制限することにはかなり抵抗がある。全体主義者であるべきか自由主義者であるべきかという問いには、どちらかといえばかなり自由主義に同情的だと思う。特に「表現の自由」という言葉にはかなり弱い。ただあまり自由すぎて治安が崩壊しているのもどうかとも思う。

いずれにしても私個人の思想信条がどうであれ私は自分が社会活動家になって社会を変革しようというような人間ではない。他人は他人、自分は自分、自分の生活に干渉されない限り、こちらから文句をいうようなことはしないようにしている。したくなるときはたまにはあるが。

私から見ると、社会活動だか政治活動だか宗教活動だかしらないが、熱心にやっている人というのは、大きく分ければ、理屈づくでビジネスモデルとしてやっている人か、なんかの私怨をこじらせて自分で何やってるかわかんなくなってやっている人しかいないように思う。好き好んでやっているだけの話。

山本直樹の態度は非常にすがすがしいというか、私は別に彼のエロを必要としていないし、彼の作品を評価するわけじゃないんだが、自分は何がしたいのか、何がなんでも創作したいものがあるっていうなら結局ああいう態度に収束していくしかないのではないか。

私の中にもいろいろよかれと思うことはある。40代の頃は自ら旗振り役をやろうかと思ったこともあったが、誰も私についてくる人はいないってことがわかり、しかももう60才になろうとしていてあとはどう無難に死ぬかということが一番優先度の高いことなってしまい、世の中を変えようなんてことはもう一切考えないのがよい、自分一人で生きていくのが良いと思ってる。

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