退屈なのは仕方ない

若い頃は10年後20年後30年後世の中がどのように変化していくかわからないから、windows、mac、linux など複数のOSを並行して使ってみる、などということをすることに意味があるかもしれない。ブラウザーも firefox、chrome、brave なんかいろんなものを試しに使ってみる。いろんな可能性を試し、いろんなことに保険をかけるという意味もあり、また柔軟にものごとに適用できるようになったほうがよい。

しかしながら、老い先短くなると、そんなにいろいろやっても仕方ない。自分が死ぬまでの間、一番慣れているものを使えば良い、ということになる。

定年退職するとヒマになるから linux をメインにして windows もサブで使う、みたいなことを考えていて、ubuntu を試しに割と使ってみたんだけど、結局いろんなところにいろんな不満が残る。microsoft にしても apple にしても世界中に多くの顧客がいて、ものすごい金と人が動いていて、それに比べれば linux のコミュニティは明らかに貧弱で、サービスを受けられないのは仕方ないとして、不具合を解決できないというのはもうどうしようもない。なので観念して windows だけ使うようにしようかと思っている。

ubuntu を使うならブラウザは firefox をメインにしようかとも思ったが、やはり firefox はかなりもっさりしている。特に youtube。firefox で youtube を見ているとときどきサムネイルの読み込みが止まったりする。やはり youtube は chrome と一番相性が良い。それはもう仕方のないことなのだ。

また brave も暫く使ってみて、結局 chrome と大差はない。少なくとも brave と chrome を両方並行して使う意味はあんまりない。だから、職場用のアカウントと個人用のアカウントを chrome で使い分けていればそれでいいじゃんという気になってきた。

やってみてわかったのは、ubuntu と windows を並べて2画面で使うよりも、windows 一つでデュアルディスプレイで使ったほうが、ずっと使いやすいってことだった。あたり前のことなんだがデュアルディスプレイだとウィンドウを片方にどかしたりもってきたりできる。別々のOSで使っているとそもそもマウスをOS間で動かすこともできない。マウスとキーボードが2つ必要になる。いろいろと面倒だ。

で、話は戻るが定年後ヒマになるから趣味を増やしたりOSやブラウザを複数使った方がよいのではないかとも思っていたが、それは逆で、やはりそこらあたりは極力シンプルに、断捨離したほうがよい。ヒマをもてあますくらいでちょうどよいのだと思う。一度、ヒマでヒマで死にそうになるくらいヒマになってみたほうが良い。それで、あれこれ手を広げて趣味を増やそうなんてしないほうが良い。ただもう、ほんとうにやりたいことだけを、毎日繰り返しながら死を待つというのが良い気がする。いろいろと貪欲にあれこれやってみるというのはやはり若者には有効でも、年寄にはなんの意味もない気がする。意味のないことをあれこれやっても仕方ない。

何もすることがないときは何もしない。ただ雑念がわいてくるのに任せてぼーっとしている。それが年寄の生き方というものではなかろうか。

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